1月30日に「BlackBerry 10」の発表を予定しているResearch In Motion(RIM)は、2013年中にBlackBerry 10対応の新モデルを少なくとも6機種投入する予定だという。
1月8日付けで業界紙のFierceWirelessが、RIMで最高マーケティング責任者(CMO)を務めるフランク・ボウルべン(Frank Boulben)氏に行ったインタビューによると、今月末にBlackBerry 10の発表を予定しているRIMは、BlackBerry 10の発表時に2機種を発表するという。ボウルベン氏によると、2013年には最低でも6機種を投入する計画で、価格帯も安価なものから高価なものまで幅広くそろえる予定としている。端末の形状は、全面タッチパネルタイプのほか、従来モデルのようにQWERTYキーボードを備えるタイプも登場するようだ。
プラットフォームの成功に不可欠なアプリについては、2012年12月にSDKが正式版になっており、RIMは開発者にアプリ開発を奨励してきた。ボウルベン氏によると、BlackBerry 10の発表時には約7万のアプリがそろう見込みという。
BlackBerryの加入者は世界に7900万人おり、ボウルベン氏は通信キャリアとRIMが良好な関係を維持してきた点を強調。「(キャリア各社は)RIMが第3のプラットフォームになれると信じている」と自信を見せている。現在、世界150社の通信キャリアがBlackBerry 10を検証しているという。
BlackBerry 10は、RIMが買収したQNXをベースとしたもの。QNXはタブレットの「BlackBerry PlayBook」で採用されたが、スマートフォンの土台となるのはBlackBerry 10が初となる。新たなユーザーインタフェースの「BlackBerry Flow」、メールやソーシャルサービスを一括管理できる「BlackBerry Hub」などの新機能を備えている。
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