これまで調達価格等算定委員会では、費用効率的な事業実施を促していく観点から、運転開始期限が3年間であることを踏まえ、足元のトップランナー水準が3年後にどの程度の水準に位置するかに着目して、システム費用の想定値を設定してきた。
トップランナーを上位36%水準とすると、2026年度の地上設置(50kW以上)の想定値は、2025年の地上設置(50kW以上)の上位36%水準である12.9万円/kWとなり、2026年の地上設置(10-50kW)の想定値は、2025年の地上設置(10kW以上)の上位36%水準である15.8万円/kWとなる。(表1の黄色楕円)
これは、50kW以上では昨年設定済みの想定値11.3万円/kWをやや上回り、10-50kWでは昨年設定済みの想定値17.8万円/kWを下回るものであり、それぞれ想定値の見直しが必要となると考えられる。
やや結論を先取りすると、2026年度の事業用太陽光発電(地上設置)の調達価格/基準価格の算定に用いられる諸元は、表2の通り、昨年設定済みの想定値よりも上昇/低下、または据え置きが混在する状態となった。
「地上設置50kW以上」では、昨年度設定した2026年度調達価格/基準価格を上回ることが明らかであるため、諸元想定値を設定し直し、2026年度調達価格/基準価格を設定し直すこととした。他方、「地上設置10-50kW」については、全ての最新のコストデータに基づいて調達価格/基準価格を算定し、昨年度設定した2026年度の調達価格/基準価格を上回る場合には、改めて想定値を設定する。
事業用太陽光(地上設置)の土地造成費は、平均値1.84万円/kW、中央値1.21万円/kWとなり、昨年度設定した2026年度想定値0.9万円/kWを上回る。また事業用太陽光(地上設置)の接続費は、平均値2.15万円/kW、中央値1.45万円/kWであり、昨年度設定した2026年度想定値1.35万円/kWをやや上回る。
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