GTDでは、さまざまなツールを使って「思い出さざるを得ない」状況を作ることを薦めています。「特定の時間」だけのリマインダーだけでなく、「特定の場所」からのリマインダーも活用してみましょう。
「明日どうしてもこれを持っていかなくちゃいけない、忘れたらクビになりかねない」……というときはどうしますか?
そういうときは(誰もが経験があることでしょうが)、ドアの前にその忘れてはいけないものを置く方法が効果的です。朝どんなに寝ぼけていたとしても必ずドアを通って家を出ることは間違いありませんし、そのときに「あ、そうだった!」と思い出すことができるからです。
このように「特定の場所に来たらリマインドしてくれる」という手法は実に効果的です。一般的なリマインダーである、「特定の日時にメールをくれる」でカバーできないものに活用するといいでしょう。
ただ、こうした便利なアイディアも、なんらかのツールやグッズでサポートするようにしないと忘れがちです。そこでご紹介したいのが、百式管理人がイタリアの雑貨屋で見つけた「The Unforgettable Doorhanger」です。
これはいわゆるメモ帳なのですが、ドアの取っ手にかけられるようにデザインされています。これをドアにつけておけば「おっと、そうだった、ここに書いておけば明日は大丈夫かもしれないぞ」といつも思い起こすことができるでしょう。
またこの商品を販売しているMonkey Businessではメモだけではなく、鍵やそのほか忘れてはいけないものをポケットに入れておける「The Unforgettable Doorganizer」も開発しています。
GTDではやらなくてはいけないことを頭の中で覚えておくのではなく、さまざまなツールを使って「思い出さざるを得ない」状況を作ることを薦めています。今回紹介した手法は、ドアにポスト・イットを貼っておくだけでも実現できることでしょう。「特定の場所に来たらリマインドしてくれる」仕組みを生活の中に取り入れて、ストレスフリーの仕事術を実現してみましょう。
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