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» 2011年09月15日 21時20分 UPDATE

3分LifeHacking:スマートフォン依存で低下した記憶力をアップさせる4つの方法

スマートフォンやインターネットなどの技術は、私たちの生活に「便利さ」もたらす一方で、失ったものもあります。その1つに挙げられる「記憶力」について、日常生活で簡単に実践できる脳の活性方法を4つ紹介します。

[Adam Dachis(訳:松岡由希子),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]

 スマートフォンやインターネットのおかげで、記憶せずともあらゆる情報に瞬時にアクセスできる便利な時代になりました。しかし、これによって失われつつあるものに目を向けることも必要です。

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 テクノロジーへの依存度が高まると、自分にとっての情報の重要が判断しづらくなり、玉石混交(ぎょくせきこんこう)のまま外部リソースに記憶することになりがち。ここで問題となるのは、米国社会心理学者のDaniel Wegner氏が指摘するように、「交換記憶(Transactive Memory)」を酷使してしまう点です。

 交換記憶とは、携帯電話やインターネット、他人の専門的な知識やスキルなど、自分の頭以外に保存されている情報を参照すること。例えば、電話番号そのものを記憶するのではなく、その保存先(アドレス帳など)の場所を記憶するのが交換記憶です。

 交換記憶は、それほど重要でない情報においては非常に便利で、大量の情報にアクセスする上でも最適なものです。しかし、交換記憶ばかり使っていると、自分の頭に記憶しておくべき重要な情報と、他へ保存した方がよい情報とを区別せず、重要な情報すら自分の記憶力よりも外部リソースに頼りきりになってしまいます。本来であれば自分の記憶から思い出せるはずの情報までも、デジタルデバイスやインターネットに委ねてしまうのです。

 では、健全な程度に脳を自律させるにはどうすればよいのでしょう? 日常生活で簡単に実践できる方法を、幾つか紹介します。

1.他人から能動的に学ぼう

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 友人に助けてもらうときは、自分の代わりにやってもらうのではなく、やり方を教えてもらいましょう。

 例えば、家具の組み立てに苦戦して友人に助けを求める場合、友人に丸投げしてしまっては、その家具は組み立ててもらえるでしょうが、家具を組み立てるスキルは自分のものにはなりません。また、同じ状況になったとき、友人が同じように助けてくれるとは限りませんし、他人からの助けがなければ、いつまでもこの状況を打開することはできないままです。

 安易に他人を頼らず、「頼み時」に気を付けるとともに、他人にやってもらうのではなく、やり方を教えてもらうようにしましょう。こうすれば、他人が持つスキルを自分のものにすることができ、次の機会にこれを生かせます。

2.よく使う番号は覚えよう

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 頻繁に連絡する電話番号は覚えましょう。携帯電話には電話番号を記憶する機能がありますが、充電が切れることもあるかもしれませんし、車内に忘れたり修理に出さねばならなくなるかもしれません。

 大事な番号は、安易にテクノロジーに頼らず少し時間を使って自分の頭に記憶させましょう。


3.GPSを手放そう

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 出発地と目的地さえ入力すれば、ドライブも徒歩も、電車の乗り換えだってコンピュータやスマートフォンが教えてくれます。また、GPSを使えば現在地を自動で認識し、行きたい所へ連れて行ってくれます。しかし、これに依存すると目的地にたどり着く方法を覚えることはできません。GPS搭載端末を持っているのなら、その機能をオフにしましょう。自分の頭で行き先を読み解いて道順を覚え、必要に応じて自分の記憶から引き出せるようにしましょう。

 こうすれば、カーナビに頼らなくても自宅と目的地を往き来することができるようになります。カーナビの画面や音声に気をとられずに済むので、安全運転ができますし、土地勘が自然と身に付くので、行ったことのない場所でも大まかな道順は見当が付けられます。

4.書いて覚えよう

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 有用な情報を見つけたら、書き出しましょう。書くという物理的な行動によって学習能力を向上できます。書くことは、この情報は重要なものだと自分に認識させる手段です。自分の脳にとどめておく価値のある情報だということを特定させます。

 重要でないものならば、交換記憶でその情報の場所だけ覚えておけば十分です。しかし自分に密接にかかわる情報なら、脳の容量を割いてでも実際の記憶を作るべきなのです。

 インターネットの普及によって人間の記憶が変わったという研究結果も示されています。便利だからといって完全に依存するのではなく、テクノロジーを使うべきとき・使わないべきときを自分でコントロールすることこそが、デジタル時代に求められる能力かもしれません。

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