GUI全盛の時代にあっても、コマンドラインが利用できれば便利な場面が多いのも事実だ。本連載では、スーパーユーザーを目指すあなたのためにWindowsのコマンドラインを1つずつ解説していく。今回はコマンドのエイリアスであるdoskeyだ。
もともとMS-DOSのコマンドラインは貧弱で、コマンド履歴やファイル名の補完といった機能が備わっておらず、DOSKEYコマンドによって操作性を向上させていた。Windows 2000以降はコマンドプロンプトの機能拡張により、DOSKEYの多くの機能は標準装備となっているが、いまでもコマンドラインのマクロ登録などで活用できる。
オプション | 使用例 | 詳細 |
---|---|---|
/LISTSIZE | doskey /listsize=100 | コマンド履歴の保存数を設定する。使用例では100に設定している |
/H | doeksy /h | コマンド履歴を一覧表示する |
(マクロ名)=(コマンド名) | doskey e=exit | コマンドマクロを登録する。使用例では、「e」(Enter)と入力すると「exit」(Enter)と入力したときと同様の処理をする |
/M | doeksy /m | 登録されたマクロを一覧表示する |
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