Cisco決算、増収増益 UC製品が好調

Cisco Systemsの11〜1月期の決算は、顧客のIT投資再開に支えられ、予想を上回る増収増益となった。

» 2010年02月04日 09時03分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsは2月3日、第2四半期(11〜1月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比8%増の98億ドル、純利益は同23%増の19億ドル(1株当たり32セント)だった。売上高が増加になったのは1年ぶりのことで、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の94億ドルを上回った。粗利益率も64.5%と、前年同期の63%から増加した。

 ルータやスイッチなど同社の主要ビジネスである製品部門の売上高は前年同期9%増の79億7600万ドル、ビデオ会議ツールのWebExやTelePresenceなどのサービス部門は5%増の18億3900万ドルとなった。特にユニファイドコミュニケーション(UC)製品が好調で、17%増だった。

 ジョン・チェンバーズ会長兼CEOは、「予想を上回る第2四半期の業績は、われわれが景気回復の第2段階にあることの兆候だ。同四半期中、ほとんどすべての領域で売り上げが目覚しく増加した。景気がさらに回復し、顧客がIT投資を強化するのに伴い、われわれのポジションはより安定したものになるだろう」と語った。

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