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» 2012年04月09日 22時21分 UPDATE

2011年上半期の国内PaaS市場は16億円規模、前年同期比34.6%増――IDC調査

2011年上半期の国内PaaS市場で上位を占めたベンダーは、セールスフォース・ドットコム、マイクロソフト、グーグルだったという。

[本宮学,ITmedia]

 IT調査会社のIDC Japanは4月9日、国内クラウドアプリケーションプラットフォームソフトウェア市場に関する調査結果を発表した。同市場は、PaaS(Platform as a Service)とIaaS(Infrastructure as a Service)向けアプリケーション基盤ソフトで構成される。2011年上半期の同市場の規模は70億2200万円と、前年同期比で24.8%のプラスだった。

photo 国内クラウドアプリケーションプラットフォーム市場 上位7ベンダーの前年同期比成長率/シェア/売上額規模、2011年上半期(出典:IDC Japan)

 セグメント別の内訳は、PaaS市場が16億6400万円(前年同期比34.6%増)、IaaS向けアプリケーションプラットフォーム基盤ソフト市場が53億5800億円(前年同期比22.0%増)だった。

 同社によれば、2011年上半期のPaaS市場で上位を占めたベンダーは、セールスフォース・ドットコム、マイクロソフト、グーグルだった。一方、IaaS向けアプリケーションプラットフォーム基盤ソフト市場ではIBM、ヴイエムウェア、マイクロソフトが上位を占めたという。IDC Japanは「現時点でPaaS市場に参入しているベンダーは少なく、新規参入は続いているが、既存のPaaSはそれぞれ得意とする領域のアプリケーション開発ですみ分けている状況」と分析する。

 また同社は「2011年はJavaをサポートするPaaSの選択肢が増加したが、多くは正式サービス開始前のβサービスにとどまっている」と指摘し、「Webアプリケーションの開発プラットフォームとしてPaaSが本格的に採用され、市場が活性化するには、後発のJava PaaSの正式サービスの開始と採用事例の増加まで待たなくてはならない」とした。

 ベンダー側の課題について、IDC Japanの富永裕子ソフトウェア&セキュリティシニアマーケットアナリストは「PaaSビジネスを成功させるため、ベンダーには、Webアプリケーションの開発プラットフォームはもとより、オンプレミスのアプリケーションやSaaSとの連携プラットフォームとしてのPaaS活用を促進させることが重要となる」と指摘している。

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