“Take a toll on”とは、「犠牲を強いる」や「被害を与える」という意味で、例えば、“The stress at work took a toll on his body”(仕事のストレスが彼の体に負担をかけた)と使います。“Toll”とは「通行料金」のことで、高速道路の“toll road”(有料道路)や“toll gate”(料金所)などがありますが、「体に負担をかける」つまり、体でストレスの代償を払っている、というイメージを思い浮かべると表現を覚えやすいかもしれません。
なお、動詞としての“toll”は料金などを「徴収する」という意味のほか、ヘミングウェイの有名な小説「誰がために鐘は鳴る」の原題“For Whom the Bell Tolls”で使われているように、鐘などを繰り返し鳴らすこと、また鳴らして知らせることをいいます。また、“death toll”“casualty toll”というと災害や事故などの死者数のことになります。