仕事の“ヒント”を与えない上司、その理由ディルバート(474)

ディルバートの質問から逃げようと理屈を並べるボス。でも、何だかディルバートを褒めているように聞こえなくもないような……?

» 2016年11月10日 08時00分 公開

助言が必要なんですが


それは気まずいな


君を手伝えば、自分が利口で親切に映る


しかし、君が私の仕事を脅かす相手として現実的な脅威となる


君のことが部下より敵に見える


だからこそ、君が仕事をするために必要な重要情報を私は明かさないでいるんだ


私は既にしゃべりすぎた


なんか学んだ?

うん、不幸にも


  


 これって、すご〜く遠回しにディルバートを褒めていません? 違います?

 “awkward”とは「気まずい」のほかに「不器用」「不格好な」「扱いづらい」「手ごわい」などいろいろな意味で使われます。またそれらのニュアンスを総括しているかのように、思春期のことを“awkward age”といいます。思春期を迎えた気難しい子どおもを前にして“He/she is at an awkward age.”(難しい年頃だから)と使います。

 “mentor”とは、仕事や人生の指導者や助言者のこと。最近は企業内でもメンター制度を設け、先輩が新入社員のサポートを仕事だけではなく、メンタル面でも支えるようにするそうですが、“mentor”に対してその指導を受けた人物を“protege”といいます。フランス語が語源の“protege”とは「保護・擁護を受けている者」と訳される通り、単なる教えを受ける“disciple”(弟子)とは異なり、指導者に成長するまで見守られている弱者のイメージも多少ありますが、実際には“disciple”も“protege”も同じような意味で使われています。

[翻訳・解説:Yvonne Chang]


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