ディルバート、ティナと会うときはこのハラズマットスーツを着るように
スーツ内の通信機器を通してお前の言葉は人事部に転送される
人事部がお前の言葉を精査し、不適切な表現を修正して相手に届ける
ボスもティナと個人的な話をするときにこのスーツを着ているんですか?
3着くらい重ねないと、ボスのハラスメントから身を守れないのでしょうね。
「ハラズマット」は実在しませんが、本来の言葉「ハズマットスーツ」とはいわゆる防護服のことで、そもそも“hazardous material suit”の略から“hazmat suit”と呼ばれるようになりました。
“hazard”とは「危険物」または「危険の原因」とされるものを意味する単語で、車のハザードランプやハザードマップ、モラルハザードなど外来語として日本語でも使われるようになった言葉です。
しかしこの“hazard”という言葉、もとはアラビア語の「サイコロ」が語源ともいわれています。その後、フランスのサイコロゲーム“hasard/hasart”から「一般的なチャンス」「偶然性」などを意味するようになり、さらに英語で「リスク」や「危険」の意味合いが加わったといわれています。
よって、“hazard a guess”というと「当てずっぽうを言ってみる」、“hazard an opinion”というと「思い切って(リスクをとって)意見してみる」という意味になります。
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- 登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
- 登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
- 登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
- 登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
- 登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
- 登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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