もともとのデザインは、紙に書かれた提案などを箱がスキャンしてデジタイズし、担当のマネージャーにメールで送る、というものでした
その後、箱は投稿された紙をシュレッダーにかけて、次の提案用にスペースを空けます
今あるものでは、提案を誰かが読む前にシュレッダーにかけてしまうだけの箱になってしまいますが
ふむ。ボスとしては現在の“シュレッダー直行型”の方が何かと都合がいいのですね。
“Perfect is the enemy of good.”とは、「完璧を極めることを追求するがあまり、そのことが目的となってしまい、本来の目的を見失ってしまうさま」をいいます。この表現は、元はイタリアのことわざだったものが、フランスの哲学者ヴォルテールによって広められたといわれています。
同じような発想は、世界の偉人が抱いたようで、孔子は“Better a diamond with a flaw than a pebble without.”(傷のない小石より傷のあるダイヤモンドの方がいい)、シェークスピアは『リア王』で“Striving to better, oft we mar what’s well.”(良かれと努めて、良いことまで台無しにしてしまうのはよくあることだ)と、似たような意味の言葉を残しています。
ボスもこんな高尚な表現を知っていたんですね。こりゃ、おみそれしました。使い方は間違っている気がするけど……。
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登場人物紹介:ディルバート [Dilbert]
主人公のディルバートは独身エンジニアです。作者のスコット・アダムス氏がこのマンガシリーズを最初に紹介した文章では、「30歳くらいで、カリフォルニア北部のとあるハイテク企業に勤務している」となっています。
登場人物紹介:ボス [Pointed-haired Boss]
頭髪がとんがっていることから“pointed-haired boss”と呼ばれるボス。上司の悪いところを全部兼ね備えたすごい人です。公式解説によると、「生まれつき意地悪であざといわけではなく、努力してそうなった」とのこと。
登場人物紹介:ウォーリー [Wally]
ウォーリーはディルバート同じ部署で働くエンジニア。ディルバートと同じように、自分も昇進できないことはよく分かっていて、そのせいか会社への忠誠心はゼロ。仕事をできるだけサボることをいつも楽しみにしています。
登場人物紹介:ドッグバート [Dogbert]
ドッグバートはディルバートと同居している犬です。子犬の頃、収容所にいたところをディルバートに拾われたのです。ディルバートのぐちを聞いていることはありますが、大して恩義を感じているような素振りはありませんし、飼い主だとも思っていません。
登場人物紹介:アリス [Alice]
アリスは部署で唯一の女性エンジニア。作者のスコット・アダムス氏によると、パシフィックベル時代にアリスと同じようなヘアスタイルの女性の同僚がいて、その人がモデルになっているそうです。
登場人物紹介:アシュック [Asok]
アシュックはインターン。つまり学生なのですが、インターンシップでこの会社に勤めています。アショックは頭のいい好青年ですが、企業の現実や社内政治のことがまったく分かっていないため、からかわれたり、損をしたりしています。
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