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ソニーが提案する多機能シーリングライト「マルチファンクションライト」通話や防犯も

» 2016年01月13日 12時55分 公開
[ITmedia]

 ソニーは1月13日、専用のLEDシーリングライトとコントロール機能を持ったマルチファンクションユニットを組み合わせた「マルチファンクションライト」を発表した。3月下旬に発売する計画で、同日から東京ビッグサイトで開催されている照明技術の展示会「ライティングジャパン2016」の同社ブースで試作機のデモを行っている。

「マルチファンクションライト」。ドーナツ状のLEDシーリングライトと中央に取り付けるマルチファンクションユニットを組み合わせる

 ドーナツ状のLEDシーリングライトと中央に取り付けるマルチファンクションユニットを組みあわせ、さまざまな機能を提供するユニークな照明器具。シーリングライト部分は東芝ライテックとの技術提携により開発しており、色温度による調色(電球色の2700Kから白色の6500Kまで)や調光に対応する。当初のラインアップは本体カラーが「ソリッドホワイト」の「LGTC-100/WHJ J1」と「トランスペアレントホワイト」の「LGTC-10/MLJ J」で、いずれも8畳間用。「LGTC-100/WHJ J1」はRGBのLEDを搭載しており、フルカラーの表現が可能だ。

 一方のマルチファンクションユニットには、Wi-FI(IEEE802.11 b/g/n)や赤外線発光部、スピーカー、マイク、各種センサーを搭載。専用アプリを導入したスマートフォンなどからテレビやエアコンなどの家電製品を操作することができるほか、人感センサーが人の存在を検知して部屋に人が入室すると照明やテレビを自動的にオン、逆に人がいないときは自動的にオフにするといった機能を提供する。

 

 また、スマートフォンに保存している音楽コンテンツをWi-Fiを介して内蔵スピーカーで再生可能。ユニットのmicroSDカードスロット(SDXC対応)を使い、音楽コンテンツをアップロードすることにより、ユニット単体で音楽再生することもできる。そのスピーカーは46ミリ径のフルレンジ。バスレフ式のキャビネットと5W出力のアンプを組み合わせた。

インターフォン機能や伝言機能も提供

 このほか、別の部屋にいる家族と会話するインターフォン機能、伝言(ボイスメッセージ)機能なども用意する。インターフォン機能は、ユニットを設置した部屋に対し、別の部屋からスマートフォンを使って通話ができるというもの。例えばダイニングやキッチンから、子ども部屋と会話ができる。一方の伝言機能は、スマホアプリ経由でユニットに伝言メッセージを録音しておいくと、帰宅した家族の入室を検知し、自動的にメッセージを再生するというものだ。

 このほか、不在時に室内の人の動きを感知してスマートフォンにメールで知らせるモニタリング機能、外出先から照明をオン/オフ(手動、時間設定)する、“いるふり防犯”といった機能も用意した。

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