ITmedia NEWS >

自宅警備はロボット掃除機で、Xrobot「MAMORU」が+Styleに登場

» 2016年09月01日 20時34分 公開
[芹澤隆徳ITmedia]

 家を出たあと、ふと戸締まりやペットの様子が気になることはないだろうか。そんな時に役立つロボット掃除機が、Xrobotの「MAMORU」(まもる)だ。

Xrobotの「MAMORU」(まもる)。専用アプリに撮影中の動画を表示している

 MAMORUは、ボディーの先端にカメラを搭載し、撮影した映像をスマートフォンなどのアプリで見ることができるロボット掃除機。シャープの「COCOROBO」にもカメラを搭載した機種は存在するが、MAMORUはアプリからの操作でカメラを上下に動かせたり、掃除中にもカメラを使用できるなど、より柔軟に“見守り”が行えるという。

ペットが家のどこにいるか分からないときは、MAMORUを遠隔操作して移動すればいい。さらにアプリからの操作でカメラを上下に動かすこともできる

 掃除の機能も充実。マッピングなどの機能は持たないものの、底面には2つのメインブラシと長めのサイドブラシを備え、高さ87mmの薄型ボディーを生かして部屋の隅々まで掃除する。さらに底面後部にはモップを搭載。吸引と同時にふき掃除も行う仕組みだ。内蔵のリチウムイオンバッテリーで最長120分の動作が可能。およそ120m2までの家に対応できるとしている。

2つのメインブラシと長めのサイドブラシを装備。スケジュール機能(掃除の予約)もある
ダストボックスからモーター部を取り外したところ。この状態ならダストボックスを水洗いできるため、メンテナンス性も良好

 MAMORUは、ソフトバンクが運営するクラウドファンディング&コマースサイト「+Style」で9月中にクラウドファンディングを開始する。支援者への提供価格は6万9800円(税別)になる見通しだ。

リプリの粼洋子代表

 Xrobotは、ロボット掃除機の生産台数で世界第2位の中国Shenzhen Silver Star Intelligent Electronic Ltd.(シンセン・シルバー・スター・インテリジェント・エレクトロニクス)のブランド名だ。日本では販売代理店のリプリが上位機の「inxni」(インクスニィ)を販売しているが、リプリの川粼洋子代表によると、「Xrobotは中国で多彩なロボット掃除機を製造しているが、日本市場で受け入れられる製品の傾向が分かりにくい」という。

 そこで今回、クラウドファンディングを通じてデジタルガジェットの開発を促進する「+Style」のプラットフォームを活用して広くユーザーの意見を募ることにした。あえてMAMORUという日本風の名前をつけたのも試行錯誤の結果だ。「MAMORUをテスト的に展開し、ユーザーの意見をしっかり聞くことで、今後の製品開発につなげていきたい」(川粼氏)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.