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銀座ソニービルの一部を記念品に、1個5000円でチャリティー販売

» 2017年03月01日 20時03分 公開
[ITmedia]

 4月1日に解体作業が始まる銀座ソニービル。その外壁を飾っているルーバーが記念品としてチャリティー販売される。

東京・銀座の数寄屋橋交差点に立つ銀座ソニービル

 1966年に建設されたソニービルは、狭い敷地を有効活用するため、建築家の芦原義信氏によって「花びら構造」というユニークな建築様式が考案された。フロアの高さを90cmずつずらし、1階から7階までを連続した1つの空間とすることで「縦のプロムナード」を作り出している。

 また「都市にあるビルとして夜の景観も見応えのあるものにしよう」として選ばれたのが、アルミ格子だ(ルーバー)。エッフェル塔のような断面を持ち、夜になると反射光と透過光がミックスされて不思議な色合いを作り出す。1992年の改装工事の際に1度取り替えられたものの、50年前に設計されたソニービルのオリジナル設備だ。

 記念品は、外壁から外した実際のルーバーを手作業で裁断し、「Sony Building」のロゴとソニービルが建てられた年の「1966」、解体される「2017」を刻印する。サイズは128(縦)×60(横)×118(奥行き)mm、重量は160g。

「ソニービル記念品ルーバー」

 価格は1個5000円(税・送料込み)。2個セットは9500円、5個セットは2万3000円。収益はすべてソニーと公益社団法人セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが共同で設立した「子どものための災害時緊急・復興ファンド」に寄付される。

 購入の申込受付は3月1日(水)の11時から6月30日(金)の17時までの期間限定で、「First Flight」の公式サイトで受け付けるほか、3月末まではソニービル4階の4Dフロアで直接購入することもできる(31日の15時に終了)。商品が届くのは10月以降になる予定だ。

 「ソニーファンやソニービルファン、ソニービルを訪れたみなさんに、ソニービルの一部を思い出と共にお持ちいただけたらと思います」(ソニー)

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