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日本ではおいくら? ソニー、完全ワイヤレス型などIFAで発表したヘッドフォン11機種を一挙リリース

» 2017年09月05日 20時17分 公開
[ITmedia]

 ソニーは9月5日、「IFA 2017」で披露したイヤフォン/ヘッドフォン11機種を国内で一挙に発表した。これにはデジタルノイズキャンセリング機能付きの「1000X」シリーズ3機種やファッショナブルな「h.ear」シリーズも含まれている。

「1000X」シリーズ

 デジタルノイズキャンセリング機能を搭載。スマートフォンアプリ「Sony Headphone Connect」と連携し、スマホ搭載の加速度センサーなどを活用してユーザーの行動を見ながら自動的にノイズキャンセリングや外音取り込み機能を切り替える「アダプティブサウンドコントロール」を実現したシリーズ(→詳細記事)。形状の異なる3機種をラインアップしており、日本ではいずれもブラックとシャンパンゴールドの2色展開となった。

「WH-1000XM2」

 「WH-1000XM2」は、オーバーヘッドタイプのNC機能付きBlueotoothヘッドフォン。本体の内側と外側にマイクを搭載したハイブリッド方式により「業界最高レベルのノイズキャンセリング性能を実現した」(同社)。またユーザーの頭や耳の形、髪型、気圧の変化などによって生じる誤差を補正する「パーソナルNCオプティマイザー」により、ノイズキャンセリングの効果を最大化する。

 ドライバーは40mm径でハウジングは密閉型。BluetoothのコーデックはLDACとaptX HDをサポートしている。内蔵バッテリーで最長約30時間の再生が可能で、新たにクイック充電にも対応。10分間の充電で約70分間の再生が可能になった。実売想定価格は4万円前後。

「WI-1000X」

 「WI-1000X」はネックバンド型のNC機能付きBluetoothイヤフォンだ。WH-1000XM2と同じく、「パーソナルNCオプティマイザー」により、ノイズキャンセリングの効果を最大化する。ドライバーは9mm径のダイナミック型とバランスド・アーマチュア型によるハイブリッドタイプになっている。内蔵バッテリーで最長約10時間の再生が可能だ。実売3万5000円前後。

「WF-1000X」

 「WF-1000X」は、ソニー初の完全独立型ワイヤレスイヤフォンだ。前の2機種と同様にノイズキャンセリング機能を搭載しているが、「パーソナルNCオプティマイザー」には対応していない。ドライバーは6mm径ダイナミック型。本体のバッテリーで最長約3時間の使用が可能なうえ、専用の充電ケースで2回分の充電が行える。実売2万5000円前後。

専用の充電ケース。2回分の充電が可能だ

ウォークマン「A40」シリーズと合わせたカラバリの「h.ear」シリーズ

 「h.ear」シリーズは、ウォークマン「A40」シリーズとカラーバリエーションを合わせたヘッドフォン/イヤフォンのシリーズ(→詳細記事)。ムーンリットブルー、ペールゴールド、グレイッシュブラック、トワイライトレッド、ホライズングリーンの6色をそろえた。このうちムーンリットブルーはソニーモバイルの新しいフラグシップスマートフォン「Xperia XZ1」にも採用されている。

“h.ear on 2 Wireless NC” 「WH-H900N」

 “h.ear on 2 Wireless NC” 「WH-H900N」は、今回のh.earシリーズで唯一、外音取り込みモード付きのノイズキャンセリング機能を搭載したワイヤレスヘッドフォンだ。CD音源や圧縮音源をハイレゾ相当の情報量にする「DSEE HX」も搭載している。実売3万3000円前後。

“h.ear on 2 Mini Wireless”「WH-H800」

 “h.ear on 2 Mini Wireless”「WH-H800」は、40mm径ドライバー搭載のオンイヤー型ヘッドフォン。Bluetoothに対応しているが、ノイズキャンセリング機能は搭載していない。最長約24時間再生可能なスタミナが特徴。さらにクイック充電に対応し、10分間の充電で約90分間の再生が可能だ。実売2万3000円前後

“h.ear in 2 Wireless ”「WI-H700」

 “h.ear in 2 Wireless ”「WI-H700」は、ネックバンド型のワイヤレスイヤフォン。ドライバーは9mm径。音楽を聞いていないときにはケーブルに付いているマグネットクリップでケーブルをまとめることができる。また着信時にはネックバンド部分がバイブレーションで通知する機能も備えた。バッテリー駆動時間は約8時間。実売想定価格は2万1000円前後。

“h.ear on 2”「MDR-H600A」

 “h.ear on 2”「MDR-H600A」は、チタンコートドーム振動板を採用した40mm径ドライバー搭載のハイレゾ対応ヘッドフォン。スマートフォン対応のマイク付きリモコンを備えた有線モデルだ。実売2万円前後。

“h.ear in 2 ”「IER-H500A」

 “h.ear in 2 ”「IER-H500A」は、アルミハウジングに9mm径の外磁型磁気回路のダイナミック型ドライバーを収めたハイレゾ対応イヤフォン。実売1万円前後。

低価格のネックバンド型やバランスケーブル付属モデルも

「WI-C400」

 「WI-C400」は、ネックバンド型のワイヤレスイヤフォン。ドライバーは9mm径ダイナミック型。最長約20時間の再生が可能だ。ハンズフリー通話も可能で、バイブレーションによる着信通知機能も備えている。実売7000円前後。

「MDR-1ABP」

 「MDR-1ABP」(3万円前後)と「XBA-N3BP」(3万7000円前後)は、現行のヘッドフォン「MDR-1A」およびイヤフォン「XBA-N3」に4.4mm径バランスケーブルをセットにしたもの。バランス接続が可能なウォークマンが増えたため、これまではオプション販売していたバランスケーブルを標準で付属することにしたという。

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