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» 2004年04月06日 16時58分 UPDATE

TVnanoに聞く“携帯電話EPG”の便利さ、制限、そして可能性 (1/3)

ハイブリッドレコーダーの録画予約を携帯電話で行うサービス「TVnano」を提供しているナノ・メディア。先日、東芝「RDシリーズ」のサポートを発表し、これで松下電器産業「DIGA」シリーズを含め2社のレコーダーをカバーすることになった。ただ、できることには少し差がある。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 東芝のハイブリッドレコーダー「RDシリーズ」に対し、携帯電話から録画予約を可能にするサービスを提供すると発表したナノ・メディア(29日の記事を参照)。しかし、RDシリーズは標準的に携帯電話予約機能を持っている。同社のサービスを利用するメリット、そして対応メーカーの拡大戦略について、ナノ・メディア企画・開発担当プロデューサーの山崎克也氏に話を聞いた。

photo ナノ・メディア企画・開発担当プロデューサーの山崎克也氏

標準機能とどこが違う?

 RDシリーズが標準で搭載する携帯メール予約は、日時やチャンネルを指定するマニュアルメール録画予約と、Gコードを利用するGコードメール録画予約の2種類が用意されている。しかし、どちらも半角英数文字で必要な項目を書き連ねる形になっているのがネック。慣れればどうということもないだろうが、最初は取っつきにくい印象を受ける人も多いだろう。

photo RDシリーズが標準的に備えるマニュアルメール録画予約の入力(出典は東芝)。一見、単なる数字の羅列で、初心者にはとっつきにくいかもしれない

 一方、同社のサービス「TVnano」を利用すると、EPG(電子番組表)サイト「TVnano/番組サーチ」から、EPGの画面上で予約できる。日刊編集センターが提供するEPGのデータは、日本全国の地上波、BSアナログ、BSデジタルをカバーしており、利用者は番組表から録画したい番組を選択、「レコーダー予約」で東芝RDシリーズを指定する。すると、ナノ・メディアのサーバから、事前に登録したRDシリーズにメールが送信される仕組みだ。画面はわかりやすく、また出演者やフリーワードで番組を検索できるといった付加機能も便利だ。

 「メールを打ったり、Webを閲覧する感覚で自宅の家電を制御できる。複雑な操作をわかりやすくする“入り口”が、携帯電話のユーザーインタフェースだ」(山崎氏)。

photo 「TVnano」の録画予約画面
photo 「TVnano」でRDシリーズに予約録画を行う手順(クリックで拡大)

 さらに重要なのは“確実性”だろう。たとえば、会社や学校で、友達から「今日××のコンサート中継があるよ」という情報を聞いても、相手が正確な時間やチャンネルまで覚えているとは限らない。あやふやな情報を頼りに時刻やチャンネルを指定すると録画に失敗する可能性も高いが、電子番組表なら、番組名や出演者を確認したうえで予約設定できる。録画に失敗する可能性は大幅に減るだろう。

 ただ、同社が従来から提供している「DIGA」向けのサービスと比較すると、今回のRDシリーズ向けサービスは多少見劣りする。というのも、DIGAでは携帯電話からレコーダーを直接操作したり、予約スケジュールの確認や修正といった機能を実現しているからだ。この差はどこから生じるのか。山崎氏は、「家電各社はそれぞれ独自の技術を持ち、仕様も違う。今のところ、各社の仕様に合わせて、われわれの側で作り込むしかない」と説明している。

「RD」と「DIGA」は何が違う?

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