アジアの国際情報・通信技術の総合見本市「CeBIT Asia 2004」が4月26日に上海で開幕した。中国最大規模の展示会で、2万3000平方メートルの会場に354の出展社を集める。来場者は29日の閉幕までに5万人を見込む。
会場となったのは、上海新国際見本市会場
主催はドイツ産業見本市とハノーバー・フェア―ズ・チャイナ、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)。中国およびアジア諸国をターゲットにした、先端の製品が展示されている。具体的な展示分野は、「ワイヤレス・モバイル」「ソフトウェア・インターネットソリューション」「ITセキュリティ&カードテクノロジー」「デジタル家電」など。
開会にあたり、CCPITのElectronics & Information Industry Sub-CouncilのExecutive Vice Chairman、Li Baosheng氏があいさつを行った
中国風獅子舞が勇壮な舞を披露するなど、会場にはアジアらしい雰囲気が漂う
開会が宣言されるとともに、紙ふぶきが降り注いだ
中でも注目は、やはりモバイル端末。展示会場の入り口付近には中国の携帯キャリア、端末メーカーがひしめいており、多くの実機を展示していた。特に、日本企業であるNECと松下電器産業はホール入ってすぐの場所に陣取って自社端末を展示しており、中国市場にかける意気込みのほどが伝わってきた。
一番目立つポジションをおさえたのは、NECと松下電器だった
ITmediaではこれから、3日間にわたり同展示会の様子をリポートする。上記の日本企業ブースの様子や、現地の多様な携帯端末などを紹介する予定だ。
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