Philips、携帯で無線LAN/Bluetoothを共存させるソリューション

» 2004年06月14日 16時25分 公開
[ITmedia]

 Royal Philips Electronicsは6月7日、802.11b無線LANとBluetoothが干渉を生じることなく、同時に動作できるソリューションを発表した。

 スマートフォン、PDAなどの小型システムを対象としたもの。Bluetooth無線ハンドセットを搭載した携帯電話を利用しながら、無線LANネットワークでインターネット上の情報チェックなどが行える。

 無線LANとBluetoothは同じ2.4GHz帯を利用するため、周波数を同時に効率よく共有する必要がある。Philipsでは専用のハードウェア、ソフトウェアを開発し、新しい802.11b SiP(System-in-a-package)およびBluetooth SiPに組み込むことで課題を克服した。

 新しいSiP技術では、無線LAN/Bluetoothサブシステムに必要なすべてのコンポーネントを1つの半導体パッケージに搭載するため、実装面積を大幅に縮小できる。たとえば無線LAN「802.11b BGW200 SiP」は、フットプリントが150平方ミリ、厚さ1.3ミリで、信号範囲は競合するソリューションと比べて約2倍。待機時の消費電力は2ミリワット未満と、業界最低値を実現している。

 「Bluetooth SiP BGB203/4」は、Bluetooth 1.2標準規格を実装。49平方ミリ、厚さ0.8ミリの実装面積に、無線、ベースバンド、メモリなど、接続に必要な要素が搭載されている。セルラー/PCSバンド・ブロッキング仕様を20デシベル上回り、携帯電話内の干渉にも影響を受けない。

 「BGB203」には268Kバイトのフラッシュメモリが組み込まれており、顧客は音声ハンドセット、カーキットおよびPC周辺機器など、自社製品向けのソフトウェアを容易に開発可能。また「BGB204」はBluetooth HCIソフトウェア・スタックを、ワンチップROMに収容している。

 802.11b BGW200 SiP、およびBGB203 SiPは、本年7月よりサンプル出荷が、同第4四半期には量産が開始される予定。またBGB204 SiPは2005年第1四半期に量産の開始が予定されている。

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