Qualcommチップ最新ロードマップ

» 2004年07月05日 19時01分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 クアルコムは同社が発行するニュースレターの7月号で、携帯電話向けMSMチップの最新ロードマップを公開した。

EV-DOのRev.0、Rev.Aなどは2月13日の記事参照。いずれも日付はサンプル出荷予定時期

 横軸は対応する通信方式、縦軸はCPU性能となる。現在、国内向け端末ではauのJava対応端末が「MSM6050」を採用。BREW2.1に対応した「A5500」シリーズの端末は「MSM6100」を搭載している。

 現行の「1X WIN」端末は、このロードマップに載っていない一世代前のチップ「MSM5500」(ARM7コア)を搭載している。今後の投入が予定されている1X WIN+BREW対応端末ではARM9コアを使った「MSM6500」クラスのチップの採用が見込まれる(6月28日の記事参照)。

 またW-CDMA向けの「MSM6250」は、三洋電機が3G端末向けに採用したことを発表している(2003年11月17日の記事参照)。

2CPU・ワンチップ〜MSM7000シリーズ

 最近のハイエンド向けの3G端末は、通信チップとアプリケーションCPUを別に搭載する、いわゆるツインCPU構成が主流になりつつある(1月28日の記事参照)。NEC/パナソニックは、FOMA端末で通信チップ+TIのOMAPプロセッサのツインCPUを基本とした(2002年3月18日の記事参照)。

 Qualcommはワンチップソリューションにこだわり、2つのCPUコアを搭載しながらワンチップとした「MSM7000シリーズ」を発表している(2003年5月23日の記事参照)。ARM9コアに加えARM11コア、そしてQualcomm製の「QDSP5」を含む2個のDSP、各種ハードウェア化した動画コーデックやグラフィックスアクセラレターをワンチップに搭載した。

 同社はこれを「コンバージェンス・プラットフォーム」と名付け、「個人用デジタル機器と通信端末の融合商品という新しい市場を開拓し、機器メーカーのビジネスチャンスを創造したい」としている。

 また無線LAN(IEEE802.11)のベースバンドも内蔵している。“CDMA/W-CDMAを補完するのは802.11a/b/g”というのが同社の考え。「この最強コンビに比べれば、802.16(WiMAX)802.20(TD-SCDMA)も、いかなるモードのTDDも、すべて中途半端で、競争力に欠ける」(同)

 最初のMSM7000チップとなる「MSM7500」は、CDMA2000 1X EV-DO Rev.AとGSM/GPRSに対応。2005年第1四半期にサンプル出荷が予定されている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月19日 更新
  1. IIJに聞く“eSIMサポート”の裏側 「つながらない」「消した」なぜ起こる? 現場が打つ次の一手 (2026年09月18日)
  2. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  3. 「iPhone 18 Pro」は何が進化した? 「iPhone 17/17 Pro」とスペックを比較 全て20万円超えの価格が悩ましい (2026年09月10日)
  4. iPhone Duoを「開いたままでも片手で持てる」ケース登場 ESRが新製品発表、日本で急成長の理由とは (2026年09月17日)
  5. 「Suicaのペンギン」卒業騒動にまつわる背景と誤解 JR東日本に聞いた (2025年11月14日)
  6. 15日配信「iOS 27」の新機能まとめ Siri AIの恩恵を受けられる機種は? 画像編集やSafariにも注目 (2026年09月14日)
  7. ドコモのiPhone、iOS 27でRCSに対応 3キャリアのiPhoneとAndroidで利用可能に (2026年09月17日)
  8. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  9. Androidでおサイフケータイを使いたくない理由 初期化で消えないデータと売却時の落とし穴 (2026年09月19日)
  10. 「世界初」ソフトバンクらが成層圏HAPSのリアルタイム追尾とレーザー測距に成功 光無線通信へ大きな一歩 (2026年09月17日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー