マイクロソフト、携帯との連携を重視したBlog「MSN Spaces」を提供開始

» 2004年08月04日 18時28分 公開
[渡邊宏,ITmedia]

 マイクロソフトは、ティー・オー・エスと提携、無料Blogサービス「MSN Spaces」を8月10日から開始する。当初はベータ版として提供、秋をめどに正式サービスとして開始する予定。

 MSN Spacesは、現在提供されている他社のBlogサービスと比べ、「PCと携帯の双方で全く同じサービスをシームレスに利用することができることが最大の特徴」(マイクロソフト 執行役 MSN事業部長 塚本良江氏)。

photo MSN Spacesのメイン画面
photo MSN Spacesのメイン画面(携帯から見た場合)

 利用料金は無料で、10Mバイトまでの容量を利用できる。携帯電話の対応機種は未定だが、「QVGAの解像度を持ち、SSL認証に対応することが必須」とのことで、比較的新しい機種が対応機種になる模様。対応キャリアはNTTドコモとauで、ボーダフォンとDDIポケットの端末は対応しない。

 MSN メッセンジャーやHotmailなど、既にMSNで提供しているサービスや各種コンテンツとの連携も進められる予定だが、詳細は未定という。

photo 携帯向けサイトの方に画像を張り付けることもできる

 マイクロソフトがPC向け、ティー・オー・エスが携帯向けのシステムを開発。サービス開始後には、マイクロソフトが広告営業と運用業務を行い、ティー・オー・エスはサイトパトロールならびに、同社が運営している携帯サイト「魔法のiらんど」で導入されているセキュリティシステム「iPolice」を使用したユーザーサポートを担当する。

 コンテンツを含めたサイトの安全性については両社共に重要視しており、マイクロソフト執行役最高技術責任者で米Microsoftのバイスプレジデントを務める古川享氏も、現在のインターネットにおける問題点として、掲示板・メーリングリストの“荒らし”やネット詐欺などを挙げ、コミュニケーションサービスの繁栄には安全性・健全性が必要だと強調した。

photo 古川氏自身もBlogを公開する予定。「食べ物の話題になるか、飲んだワインの種類になるか分かりませんが、いつまで持つか厳しい視線を頂戴できれば(笑)」

 塚本氏は「これまで、MSNの携帯に対する取り組み方に不足があったのは事実。しかし、今後は強化する。携帯単体に向けての参入ではなく、携帯とPCの両方でインターネットを利用しているユーザーに対して、ベネフィットを提供することを目的とする」とコメント。モバイルに対する取り組みが後手に回ったことを認めながらも、MSNのブランド力を最大限にいかし、開始1年で100万人のユーザーを獲得するという目標も明かした。

photo 「MSNを強化するためコミュニケーションサービスに力を入れており、その一つがMSN Spaces」と語る塚本氏。

 サービスは無償で提供され、基本的には広告収入による運営がなされることになるが、サーバースペースの容量アップや、カスタマイズ機能を有償サービスとして提供する可能性もあるという。

 Blogサービスは、はてなやニフティ、ライブドアなどが既に参入しており、ライバルも多い。100万人という目標は決して容易な数字ではないが、塚本氏は「(私たちは)MSNと魔法のiらんどという、PCと携帯双方で(ユーザーに対する)強力な導線を持っており、達成は可能」と述べたほか、「ソーシャルネットワークサービスも将来的には視野に入れたい」と意欲を示した。

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