進化したスライドボディ〜ラジオ付きの「V401SA」(1/2 ページ)

» 2004年08月11日 16時21分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 三洋電機製の「V401SA」(5月10日の記事参照)は、ボーダフォン端末として初めて本格的なFMラジオ機能を搭載した端末。ボディはV801SAに次いで2モデル目となるスライド型が採用された。

 スライドボディの使い勝手やFMラジオ機能、ソフトウェア面の進化について、三洋電機 国内商品部で端末企画に携わる網谷淑子氏に聞いた。

 直線的ながら端末下部は丸みを帯びた馬蹄形の「V401SA」。強度を確保するため、液晶周りの端末前面部にマグネシウムを採用している

進化したスライドボディ

 2モデル目となるスライドボディは、V801SAユーザーから寄せられた声を反映させて使い勝手が向上しているという。

 スライドボディのコンセプトは「ストレート型と折りたたみ型の長所を1台に凝縮する」というもの。ただ初号機のV801SAでは多くの機能が搭載されたこともあって、端末が26ミリと厚くなってしまい、ストレート型のよさが損なわれた感もあった。例えば文字入力時に手の小さいユーザーは“指が届きにくい”などといった点だ。

 V401SAでは、まずボディを薄くすることを至上命題にしたと網谷氏。「20ミリを目標に開発し、それを達成した」(同氏)。ボディが薄くなれば手の中への収まりがよくなり、操作するキー部分にも指が届きやすくなる。

 薄型化にあたっては、まず場所を取るSDカードスロットの搭載を見送った。代わりにデータフォルダ容量を12Mバイトと大容量にして、メガピクセルカメラでの撮影時にもユーザーが困らないようにしている。

 次に問題として上がったのはメガピクセルカメラの厚みだ。「モジュールの高さがあるため、どうしても出っ張ってしまう」(網谷氏)。ここをどう処理するかでデザイナーが考えたのが「本体側にくぼみを持たせる」処理だ。どう薄く積むのかというのではなく「出てるものは出す」という逆転の発想だ。

 出っ張ったメガピクセルカメラ部に対し、本体部をくぼませている

 さらに操作性を向上させるため、パーツレイアウトも工夫した。クリアキーが方向キー下部に移動し、閉じた状態でも戻る操作が可能になったほか、ソフトキーのレイアウトや機能が折りたたみ型のレイアウトに似たものになった。「一般的な携帯電話と同じような操作性になったので、ほかの端末から移行してもさほど迷うことはない」(網谷氏)。

 V801SAでは独特だったボタン配置が、V401SAでは一般的な配置にならったものになった

 またV801SAに比べて、液晶下部から一番上のダイヤルキーまでの距離が短くなっている。これも文字入力の利便性を考慮した上でのレイアウトだ。「ディスプレイはV801SAの2.2インチから2.4インチへと大きくなったが、ダイヤルキーまでの距離は短くした。大画面で閲覧できて、メールも打ちやすくなった」(網谷氏)

 網谷氏はスライドボディは、まだまだ進化の余地があると話す。「例えばオープン専用のボタンを用意して、押せば端末が開くようにする──という仕組みも考えられる。こうした仕組みを搭載しながら、端末をより薄くできるかが課題」。

 また薄型スライドボディで自分撮りが可能な端末の開発も目指している。「今回はターゲットが若い男性ということもあって、ミラーを見ながら自分撮りする仕組みにしているが、女性向け端末を開発するなら“ディスプレイを見ながらの自分撮り”にこだわりたい。V801SAのように、カメラを2つにするというアプローチが考えられるが、薄さに影響する。技術が進む中で、こうしたことが可能になれば」。

 V401SAはアウトカメラのみ装備。カメラ周りには自分撮り用ミラーと撮影補助用ライトが装備される。ストラップホールは中央に位置し、提げたときに傾かないようになっている。ここはアンテナ部と同じ高さになっており、机に置いたときに傾かない
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