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» 2004年09月23日 02時17分 UPDATE

写真で見る“タマゴ型”の「A1403K」

手にすっぽりと収まる心地よさ、手元に置いておきたいと思わせる愛らしさ。A1403Kのタマゴ型の形状は、スペック値的には大柄に見えてしまう。しかし、本当の“大きさ感”は、実際に手に持ってみないと分からない。

[斎藤健二,ITmedia]

 これは手に持ってみないと分からない──。

 KDDIが発売する“タマゴ型”の携帯電話「A1403K」の実物を見て、最初に感じたのがこのことだ。そして、手に取ってみると、実によく手に馴染む。話題のA1403Kを、一足お先に“体感”してきた。

 一般に、握りやすい携帯電話の幅は50ミリまでとされている。ところがA1403Kは54ミリ。それでいて、不思議と握りにくさは感じない。スペック表からは、この収まり感は決して分からなかった。

tamago1.jpg ボディカラーブラックの端末は、サブディスプレイのオレンジが鮮やか

 「CDMA 1Xの普及機を作るにあたって、“手に馴染む握りやすさ”が出発点だった」と話すのは、商品企画を担当した矢島孝之氏。そのコンセプトを形にしていく課程で、auの紹介もあり、デザイナーの岩崎一郎氏に巡り会ったのだという。

 これまでも“丸みを帯びた”携帯は多数あったが、ここまで曲面だけで構成された端末は見たことがない。そんなデザインの中で、アクセントになっているのが背面に大きく丸く配置されたサブディスプレイだ。

 このサブディスプレイも、スペック上はモノクロとされているが、実際はオレンジ/黒、緑/黒、白/黒の2色。反射板に色を付けることで、何も表示されていない場合も鮮やかな発色を見せてくれる。

 ここには、「真っ黒になって、死んでしまうのを避けたい」という思いがあったという。普通の携帯は、操作しないでおくと消費電力を抑えるためサブディスプレイの表示が消える。消えないまでも、面積のほとんどは黒くなったままだ。A1403Kではモノクロ液晶を採用することで、常にカラフルな模様が表示されている。

tamago2.jpg サブディスプレイに表示されているキャラクターのマークは、時計機能も兼ねる。時刻に応じて形を変えていくため、さっと見れば、オーナーにはだいたい何時だか分かるのだという

 読み上げ機能も、実際に動かしてみると驚く。メインメニューを立ち上げると、「カメラです」といったように機能を合成音声で説明してくれる。少々うるさい感じがしないでもないが、「単に読み上げるのではなく、表現の面白さを狙った」と矢島氏。

 こうしたユーザーインタフェースを補助してくれる機能を総称して、KDDIは「フレンドリーデザイン」と呼んでいる。「ユニバーサルデザインでは表現が堅い。『ちょっとした配慮をやっていきましょう』というイメージ」(矢島氏)。

tamago3.jpg 貝殻を開けたかのようにボディが開く。スピーカーはヒンジ部に設けられ、開けると内側を向くようになっている。ここから(合成音ではあるが)明瞭に読み上げ音が鳴る

 これまでユニバーサルデザインをうたい、“簡単さ”“分かりやすさ”をモットーに作られた端末は、どことなく“シニア向け”のイメージがあった。ところが、A1403Kはその斬新なデザインと相まって、押しつけがましさを感じない。

 一見、奇抜なデザインとも見えるタマゴ型の形状だが、ハイエンド機のメカニカルなイメージとは一線を画した、暖かみのあるデザインに仕上がっている。実際に手にとって、不思議な感覚を味わってほしい。

tamago4.jpg ブラックのつややかな質感がたまらない。中央のボタンを押すと、サブディスプレイにアニメーションも表示される

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