ぷらら、携帯向け迷惑メール送信を規制する試み

» 2004年12月08日 00時51分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 携帯電話向けの迷惑メール対策に、新しい試みが始まる。

 「ぷらら」は12月7日、オープンウェーブ「Rate base spam control」を使い、業界で初めて携帯電話向け迷惑メールの送信規制を行うことを発表した。2005年1月からボーダフォンのユーザー向けに送られる迷惑メールの送信を規制する。

 これまでの迷惑メール対策は、ドコモなど受信側のメールサーバや携帯電話端末自身で行われてきた。いわば、迷惑メールの“出口”で防御していたかっこうだ。

 一方で、根本的な解決のためには、迷惑メールを送信する“入口”で対応すべきだという意見もある(2003年4月18日の記事参照)。ぷららによると、受信側でのブロックは迷惑メールとは無関係の利用者に影響が大きく、メールの“遅延”などの2次被害が発生する原因ともなっている。送信側のISPのほうで、迷惑メール規制を行うことで、根本を断ち切るというわけだ。

大量メール送信を検知〜以後の送信を規制

 ぷららが導入した「Rate base spam control」は、大量メール送信を検知してその送信者を特定し、以後の送信を規制する。

 また、ぷららのメールサーバを経由して送信される場合だけでなく、メールサーバは独自に設置し、ぷららのネットワークを経由して送信される迷惑メールにも対応するため「Outbound Port 25 Blocking」(記事参照)と呼ばれる手法も使う。これはISPネットワークとインターネットとの接点(ゲートウェイ)で、ISP側からインターネットに向かうメール送信(SMTPパケット)を遮断する規制方法だ。

 これによって、迷惑メールの1%がネットワークを通過する段階で定義され、残りの99%を破棄することで、ぷららネットワーク内での送信規制が可能になるとぷららは見込んでいる。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年01月06日 更新
  1. 筆者が「楽天モバイル+日本通信+povo2.0」を併用しているワケ あえて複数回線を契約してお得に運用 (2026年01月03日)
  2. 新感覚の折りたたみ「HUAWEI Pura X」レビュー 開くとまるで“ファブレット”のサイズ感、動画も大画面で楽しめる (2026年01月04日)
  3. 令和7年の確定申告は「iPhoneのマイナンバーカード」にも対応 事前準備の方法を解説 (2026年01月05日)
  4. ドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天が2026年年頭所感を発表 「AI」「経済圏」での競争が軸に? (2026年01月05日)
  5. 鉄道駅における「時刻表掲示」が減っている件 仕方ない面もあるからこそ工夫が必要 (2026年01月03日)
  6. メモリ価格の高騰はスマホにも影響あり? スマホを買うべきタイミングはいつか (2026年01月01日)
  7. 「iPad mini(A17 Pro)」128GBモデル(整備済品)が28%オフの7万5810円に:Amazon スマイルSALE (2026年01月05日)
  8. アクションカメラ「DJI Osmo Action 4」がセールで2.9万円に 旧モデルでも実力は衰えない (2026年01月05日)
  9. なぜ今、小型スマホなのか? 5.3型「Mode1 Pocket」誕生の舞台裏 あえて本体を厚く、5G非対応にしたワケ (2025年12月29日)
  10. 多機能ケータイ「AGM M11」発売、モバイルバッテリーやWi-Fiルーターとしても使える AGMから (2026年01月05日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年