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» 2004年12月28日 19時07分 UPDATE

2004年を振り返る:ハイスペック競争は一段落、端末の多様化進む (1/3)

2004年に登場した端末群のキーワードは「多様化」。“全部入り”が人気を博す一方で、デザイン、色、ユーザーニーズなどを考慮した、これまでにない個性的な端末が多数リリースされた。

[後藤祥子,ITmedia]

 2.5Gから3Gへの移行が本格化した2004年。登場した端末は70モデルを超え、ラインアップの多様化が目立った1年となった。

折りたたみ端末一辺倒だったデザインに変化

 一時は折りたたみ型の独壇場だった携帯デザインだが、2004年は回転2軸やスライドボディが多数登場するなど、大きな変化が見られた。

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 回転2軸機構の先駆けとなったパナソニック モバイルの「P505iS」


回転2軸端末(12モデル)「V402SH」「V602SH」「V802SH」「V902SH」「SH901iC」「SH506iC」「P900iV」「P506iC」「N506i」「F900iT」「W21SA」「W21CA」
スライド端末(4モデル)「V401SA」「W22H」「D253i」「D901i」
液晶回転型(1モデル)「SO506iC」
ストレート型(9モデル)「talby」「702sMO」「702NK」「premini」「premini-S」「AH-J3003S」「TT41」「enjorno V102D」「ツーカーS」「Nokia 7600」
 2004年に発表・発売された携帯電話

 とくに目立つのが回転2軸端末の増加だ。カメラの高画素化が進み、大画面をファインダー代わりに使うニーズが高まったことからこの形状を採り入れるメーカーが増えた(7月16日の記事参照)

 ほかにも徒歩ナビやFeliCa機能をはじめ、テレビやラジオ、音楽、電子ブックといったマルチメディア機能は、メイン液晶を表に出して使うスタイルと相性がいい。スライド端末が増えたのも、理由はここにありそうだ。

 モバイル向け地上デジタルテレビ放送に対応した端末の姿が見えてくる2005年、端末形状はさらなる変化を遂げそうだ。ドコモはディスプレイが左右に回転し、横長画面の視聴に対応するコンセプトモデル「OnQ」(8月19日の記事参照)を参考出展。三洋電機も「W回転ヒンジ」と名付けたユニークな形状のコンセプトモデルを提案するなど(10月5日の記事参照)、各社がテレビ閲覧に最適な携帯の形を模索し始めている(10月5日の記事参照)

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 ドコモの「OnQ」


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 富士通のコンセプトモデル


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 三洋電機のコンセプトモデル

カメラ競争は一段落、液晶はワイド化

 カメラや液晶のハイスペック競争は、一段落した印象を受ける。カメラ機能で2004年の最高峰スペックとなったのは、320万画素CCDを搭載したカシオ計算機製「A5406CA」(6月14日の記事参照)と光学2倍ズーム付き202万画素CCDのシャープ製「V602SH」(7月15日の記事参照)。いずれも夏頃に登場した端末だったが、冬のラインアップでこれらのスペックを超えるものは出てこなかった。

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 カメラの最高峰端末。320万画素カメラの「A5406CA」(左)と、光学2倍ズーム付き202万画素カメラの「V602SH」
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