「運転中の携帯通話は危険」と約9割が認識

» 2005年01月05日 21時18分 公開
[ITmedia]

 オートバックスは1月5日、ハンズフリーシステムおよび運転中の携帯電話使用に関する実態調査の結果を発表した。調査対象は、同社Webサイトを訪問したユーザーで、有効回答数は500。

 これによると、2004年11月1日の道路交通法改正で自動車を運転しながらの携帯電話の使用が禁止されたのを知っているか、との質問に対しては、回答者全員が認識していた。

 また、運転中にハンズフリーシステムを利用せずに行う携帯電話での通話の危険度についも、46.2%が「非常に危険であると思う」、41.6%が「危険であると思う」と、全体で9割近くの人が危険であると感じている。

 一方、運転中に携帯電話を利用して通話したことがある人は全体の約9割、またメールをしたことがある人も約6割。その結果、事故につながった、または事故につながりそうになった人は、通話で5.8%、メールで7.4%いた。

 改正法施行後の携帯電話利用状況をたずねたところ、39.4%が「携帯電話はドライブモードにしているか、電源を切っている」、32.8%が「運転中に携帯電話で通話する時は必ずハンズフリーシステムを使用している」と答え、全体で7割以上が安全性の面から運転中の使用には気を使っているようだ。

 ハンズフリーシステムの所有状況は、21.4%が「今回の法改正を機会に購入した」、29.8%が「従来より所有していた」と、合計で過半数を占めた。

 ハンズフリーシステムの購入価格帯でもっとも多いのは「1000円以上〜2000円未満」で48.6%、タイプは「イヤホンマイクタイプ」が72.8%で最多だった。また、利用する場所は、88.7%が「車内のみ」と回答している。

 一方、ハンズフリーシステムを所有していない人の理由は、52.9%が「電話の電源をONにしているが車内では使用しない」を挙げた。今後の購入意向については、「いずれ必要と認識しているがすぐには購入しない」(56.1%)または「すぐに購入しようと思う」(15.6%)と、7割以上が購入することを検討している。

 法改正前後で運転中の携帯電話による通話回数に変化があったかたずねたところ、59.8%は「変わらない」と回答。しかし、「若干減った」または「極端に減った」と答えた人も合計で4割近くになった。

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