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» 2005年03月04日 15時49分 UPDATE

自宅からなら携帯“パケ代無料”〜「パケットゼロ」

固定ブロードバンド回線の閲覧用端末として携帯電話を使うサービス「パケットゼロ」が登場。赤外線を使い、携帯キャリアの通信網をバイパスすることで、パケ代無料を実現する。

[斎藤健二,ITmedia]

 NTTソルマーレ、コネクトテクノロジーズ、ビー・ユー・ジーの3社は3月4日、NTT西日本の協力を得て、携帯電話のパケット代無料のサイト閲覧サービス「パケットゼロ」を提供すると発表した。

 NTT東西の「Bフレッツ」「フレッツ・ADSL」といったブロードバンド回線に専用アダプタをつなぎ、アダプタと携帯電話の間は赤外線で通信を行う。携帯電話の通信網をバイパスすることで、パケット代無料を実現した。

 携帯電話上では、専用のアプリ製ブラウザから、NTTソルマーレが用意したコンテンツや、iモード向けの一般サイトを閲覧できる。

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小型のアダプタはフレッツ回線のルータにイーサネットケーブルで接続する。赤外線通信の最大速度は115.2Kbps。20〜30センチの距離で、携帯をアダプタに向けることで通信できる。サイトを閲覧できるブラウザのほかに、月額500円程度で大容量の画像付きメールが送信できる「メッセンジャーアプリケーション」も提供する

 サービスの提供予定日は4月18日。ビー・ユー・ジーが開発した専用アダプタはオープン価格で、実売1万3000円程度の予定。NTTソルマーレのサイトから購入を受け付ける。専用のブラウザは無料でダウンロードできる。

 対応端末は当初NTTドコモの赤外線通信対応端末。今後、KDDIやボーダフォンの端末への対応も進める。接続できる固定ブロードバンド回線はNTT東西のフレッツに限定する方針だ。

将来のコンテンツ配信のプラットフォームへ

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携帯アプリの仕様上の制限から、着うたなどは視聴のみでダウンロードできない。またゲームアプリなどのダウンロードも行えない。基本的には情報の閲覧が、サービスの中心となる

 当初は、家庭内での携帯電話利用時に通信料を節約するサービスとなるが、将来的には新しいコンテンツ配信のプラットフォームとすることを目指す。

 「ブロードバンド回線と携帯をつなぐ。将来のコンテンツ配信やECのプラットフォームとなるサービス。イメージとしては、ドコモの公式サイトと同様なものを提供可能なプラットフォームだ」と、赤外線通信を使った基礎技術やブラウザアプリを提供するコネクトテクノロジーズの加来徹也社長は話す。

 当初提供するコンテンツは、携帯向け一般サイトへのリンク集だが、着うたや待受画像などのコンテンツも提供していく予定。その際には、課金システムも提供し、プラットフォームとして活用できる仕組みも整えた。当初はクレジットカード課金を想定している。

 NTTソルマーレでは、初年度3万台の販売を目標としており、個人宅に浸透した先には企業向けの展開も構想中。「レストランやファーストフード店への展開もあり得る」(NTTソルマーレの廣瀬雄二郎社長)

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