ビューワスタイルで撮るときは側面の4つのボタンが活躍する。「M」ボタンが光学ズーム切替で、その横がシャッター半押しによるAFロック付きのシャッターボタン。さらに左右のシーソー型ボタンと、「C」ボタンがある。4つの小さなボタンが並ぶが、シャッターボタンは中央が盛り上がっているので間違えることはなさそうだ。
ビューワスタイルの横位置で撮るときは画面も横向きになり、メニューも横位置に合わせて90度回転する。ここはは親切でいい。もっともそこまでするなら、撮影後の画像をPCで見たときも、しっかり横位置にしてほしかった。
撮影の速度はまあまあ。902SHと同等で、2メガピクセル携帯としてはストレスを感じないほうである。
屋外の作例は、黄色い象のすべり台から。比較用にはカシオ計算機の「EXILIM S20」で撮影した作例を用意した。
色は、さすがシャープという感じできれい。ホワイトバランスの問題も特にないし、これだけ撮れていれば問題ないだろう。輝度差が大きい逆光部分(青空をバックにした木の枝とか)がやや怪しげだが、携帯に載せられるレンズの性能を考えればあまり無理もいえないところ。
次はあずま屋だ。
こちらも同様に発色はいいし露出も問題ない。青空も松の緑もきれいに出ている。屋根上の白い箇所は溶けずに残った雪である。ディテールもやや柔らかめで、松葉などは解像しきれずもやっとしているが、カメラ付き携帯としては上々だ。
次は光学ズームの例だ。
(望遠側)
2倍とはいえ、けっこう大きく撮ることができる。これだけあればなかなか実用的だ。
さらにもう1枚、青空付きの作例を用意した。
空の発色はきれいで、露出も問題ない。案内板の写真も思ったよりアンダーにならずしっかり撮れている。ディテールの描写力やレンズ周辺の画質低下などはあるが、ディテールのつぶれを許せるのなら高画質といってよさそうだ。
これはマクロ。AFのおかげでマクロ撮影は格段に楽になるはずだ。
屋内の作例は、まず蛍光灯下から。
比較用に902SHで撮ったものも載せてみた。基本的な絵の傾向は同じで発色もどちらもしっかりしているが、902SHのほうがシャープネスが強めにかかっているのがわかる。
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