前モデルから画質が向上〜「V603SH」ケータイカメラ画質研究ラボ(1/4 ページ)

» 2005年03月08日 21時57分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
902SHや802SH系のシンプルなサブディスプレイのないボディ。ちょっと分厚い

 ボーダフォンの「V603SH」は、“振って操作”のモーションコントロール(2月22日の記事参照)やテレビ・FMラジオチューナーの内蔵が話題になっているが、カメラ機能もかなり気合いが入っている。シャープ製端末としては最もハイスペックの、光学2倍ズームとオートフォーカス機構付き200万画素CCDを搭載しているのだ。

 V603SHの撮影スタイルは「902SH」(1月14日の記事参照)や「802SH」(2004年9月22日の記事参照)と同じだ。ボディは回転2軸式で、大画面を表に出したビューワスタイルで撮影できる。サブディスプレイは備えず、閉じるととてもシンプル。3G端末の902SHと比べると、サイズは一回り小さいが、カメラスペックは同等のレベルだ。

2倍ズームにAF付き〜ハイスペックなカメラを搭載

 カメラは光学2倍ズーム対応で、撮像素子は202万画素CCD。最大1224×1632ピクセルの画像を生成する。ズームは2倍というよりは、2段階切り替え式。ボタン1つでズームのオン/オフが切り替わる。

 画像は1224×1632ピクセルと表示されるが、実際には1632×1224ピクセルの横長画像が生成される。その画像に「回転させて撮りました」というExif情報が付加されるのだ。そのためPCに転送して閲覧する際に、Exif対応かつ画像回転タグに対応している画像ビューワで見ると「画像はすべて縦位置」となり、Exif未対応のビューワで見ると「画像はすべて横位置」となる。縦位置なら最初から縦位置画像を作ってくれればいいのだが、これは少々ややこしい。902SHでもそうだったのだが、わざわざこういう仕様にしている意図が分からない。

 カメラモードには写メールモード、デジタルカメラモード、ムービー写メールモード、モーションカメラ(MPEG)モード、ビデオカメラモードなどたくさんのモードがあるが、ここではVGA以上の画像を撮影できるデジタルカメラモードのみを見ていく。

 液晶パネルはQVGAのモバイルASV液晶。視野角が広くて見やすいのが特徴だ。左上のボーダフォンライブ!キーを長押しするとカメラが起動する


 カメラは底面にあり、ビューワスタイルで撮るときは、このようになる

 撮影は、液晶を開いて縦長の状態で持つ携帯スタイルと、液晶を回転させて横に構えるデジカメ風のビューワスタイルがある。

 開いて撮る場合は決定キーがシャッターになる。決定キーを押すとAFが働き、ピントが合うと撮影される。ピントが合わないと、赤い「×」アイコンが中央に表示される。AFには2秒ほどかかるためタイミングを合わせるのが難しいが、そういうときは、発話ボタンを押してAFロック(先にAFだけ行って、その距離を固定する)するのがいいだろう。

 縦位置の撮影時。上下にさまざまなアイコンが表示されるが、隙間から構図が見えるので安心(左)。メニュー画面。光学ズームがグレー表示になっているが、これは接写モードにしていたから。通常はメニューか、ボーダフォン・ライブキーで光学ズームのオン/オフを行う(中)。カメラモード選択画面。静止画で2つ、動画で3つ、さらにバーコードや文字認識などモードはとても多い(右)

 AFモードを風景にすれば、近距離を無視するためか多少AFは高速になる。それでも1秒以上待たされるのはちょっと残念だ。

 撮影機能は画質設定、撮影サイズ設定、AFモード切替、モバイルライト、シーン別撮影と豊富だが、内容は基本的なものだ。メニューには特殊撮影設定という項目もあるが、これは連写やセルフタイマーを指すもので、特に凝ったことができるわけではない。

 AFモード切替のメニュー項目には標準、接写、風景、マニュアルがあるが、接写モードにすると光学ズームは使えなくなるので注意したい。大きく撮りたいときは標準モードでズームしてしまうのも手だ。接写モードほど近くまでは寄れないが、ズームの分大きく撮れるからである。

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