ウィルコム新端末“ジャケットフォン”年内登場か

» 2005年03月16日 17時44分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

 ウィルコム用の音声通話用端末は現在、京セラ「AH-K3001V」、日本無線「AH-J3003S」のAIR-EDGE PHONE2機種と、京セラの安心だフォン(AP-K202S)、合計3機種のみ。ウィルコム端末ユーザーの声としてよく聞かれるのが「サービスは魅力的だが、端末の魅力が弱い」というものだ。

 ウィルコム社長の八剱洋一郎氏は3月15日の発表会で、「カメラをもっといいものにしてほしいとか、ユーザーの声は届いている。今年は端末のラインナップを増やしていく」と発言。発表会後に「音声とデータ両方に対応できるカードタイプのものがもうすぐ、3〜4カ月くらいで出てくる予定」とコメントした。

 音声とデータ通信の両方に対応できる端末とは、これまで展示会などで何回も参考出展されていた「ジャケットフォン」(仮称)を指す(2004年7月21日の記事参照)。

 ジャケットフォンは、R-SIMと呼ばれるモジュールを着せ替えて利用する端末だ。電話番号や電話帳メモリなど、PHSの基本機能を内蔵したモジュールを、音声用端末やデータカードに差しかえて利用できる。

2004年11月に開催された、WPC PC EXPO 2004で参考出展されていたジャケットフォン用R-SIM。サイズはSDカード程度(左)。音声端末用ジャケットにR-SIMを挿したところ(右)
同じくWPC PC EXPO 2004の参考展示より、ジャケットフォンの変わり種3種。基地局を利用した位置情報検出(2月18日の記事参照)とGPSを兼用する超小型位置情報ユニット(左)、オーディオプレイヤータイプのジャケットフォン(中)、家電用のカードサイズリモコン(右)

 ジャケットフォンには、モジュールにPHSの基本機能が入っているので、端末の開発コストを下げられるというメリットがある。「モジュール部分はあと3〜4カ月、遅くても年内にはと考えている。ただしジャケット部分がいつ出せるか、時期は未定」(ウィルコム広報部)

 「端末の種類が少ない」「音声とデータ通信両方に使える、魅力的な端末が欲しい」という不満を持つウィルコムユーザーは少なくないだけに、ジャケットフォンの登場は非常に待ち遠しい。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月09日 更新
  1. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  2. 楽天モバイルの「ローミング継続」条件は本当に「エリア外」だけ? 2社のマップから見えた“食い違い” (2026年10月08日)
  3. 新コード決済「teppay」はどこで使える?  エキナカ施設からコンビニ、ファミレス、ECまで一挙案内 (2026年10月07日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. フリービット創業者の石田宏樹CEOが辞任 子会社の株式取得で「利益相反」などの指摘を受け (2026年10月07日)
  6. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  7. Boseが有線イヤフォン市場に再参入 ノイキャン搭載で約1.7万円の「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」 (2026年10月08日)
  8. Xperia純正充電器がソニーストアから消える 今後は「出力30W以上のUSB Power Deliveryに対応した充電器の使用を」 (2026年10月07日)
  9. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
  10. ファミマのゆうちょATM約5400台が営業終了へ  2027年1月から順次 (2026年10月07日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー