DDIポケット、超小型無線モジュール使ったジャケットフォン:WIRELESS JAPAN 2004

» 2004年07月21日 13時52分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 DDIポケットは7月21日に開幕した「ワイヤレス ジャパン 2004」の展示ブースで、超小型のPHS無線モジュールを使った「ジャケットフォン」(仮称)を参考展示した。「R-SIM」(Radio-Subscribe Identify Module」と名付けられたモジュールを差し替えることで、さまざまな形状の端末を使い分けることができる。

 昨年WPC EXPOで参考出展した端末を進化させたもの。昨年はCFカードを差し込んでいたが(2003年9月17日の記事参照)、今回通信部を超小型化した。

 R-SIMは、SDメモリカードを一回り大きくした形状。一般的なPHSの通信機能のほかアンテナ、メールや電話帳などに使うメモリを内蔵している。厚みはCF型のアダプタを利用できるよう4ミリを切ることを目指している。

 PHSの特徴である小型化や低消費電力であることを生かして、従来の難しかったジャンルの端末も提供可能とする。R-SIMに無線機能を集約することで、端末本体はJATEなどの認定を取得する必要がなくなり、コストの低下も期待できる。

R-SIMを差して使うことを想定したジャケットフォンの数々。上の2つはシンプルな機能を持った通常のPHS的な端末。左は内蔵したGPSとPHSを連携させて位置情報を取得できるもので、なんと犬の首輪を想定している。右はタッチパネルを備え手書きでEメールの送受信が行える端末。小学生からお年寄りまでがターゲットとされていた。下は左からUSB端子を備えたシリコンミュージックプレーヤー、ネット家電用リモコンはカードサイズの遠隔操作リモコン。ボタン1つで戸締まりの確認、エアコンのオンオフ、DVD録画、お風呂調節、カーテン開閉、洗濯物の取り込みなどが行えることを想定している。下の右は地上デジタルテレビ放送の受信に対応した腕時計型電話機

 同社はこれまでにSDカード型のPHS端末も投入しているが、SDカードなど一般的な仕様の場合、参入にあたりライセンスなどのコストがかかるのが問題となっていたという。R-SIMでは独自のシリアルインタフェースを用い、各ピンも時分割制御などを行わず、できるだけシンプルなものとしてコストを抑えた。

 PHSのコスト比率は、無線部分が10%程度だというが、シンプルなジャケットフォンではR-SIMと端末のコスト比率が1対1.5程度を目指す。

 アンテナの内蔵などが課題となるが、現在開発を進めている。現在のところ発売時期などは未定。

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