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» 2005年03月30日 21時09分 UPDATE

ドワンゴの携帯放送「パケラジ」にTFMも参加

ドワンゴが提供する携帯ストリーミング放送サービスに、有力なコンテンツが加わった。TFMグループは4月から、「パケラジ」上に新チャンネルを開局する。

[杉浦正武,ITmedia]

 ドワンゴとティーエフエム・インタラクティブ、TOKYO FM MUSIC ENTERTAINMENTは3月30日、携帯向けストリーミング放送「パケラジ」で事業提携すると発表した。ドワンゴがインフラ提供するパケラジ上で、TFMグループがコンテンツ提供を行う。

 パケラジは、ドワンゴが開発した携帯アプリをダウンロードすることで視聴できる独自フォーマットのストリーミング番組。主に静止画と音声を組み合わせたものになる(2月22日の記事参照)。「3月29日時点で、アプリは10万のダウンロードがあった。開局以来1日平均約2万人、のべ65万人が視聴している」(ドワンゴ)

 パケラジは現在、「メインチャンネル」「音楽チャンネル」「イベントチャンネル」の3チャンネルで各種番組を放送している。4月1日からは、TFMグループが「パケラッタチャンネル」のブランドで提供する新チャンネルが追加され、各種番組が放送される。発表会場では、コンテンツの現場から芸能タレントもかけつけ、新番組を応援した。

Photo お笑い芸人のライオンヘッドさんは、会場でネタをやってみせた。彼らのネタ映像もストリーミング配信されるという
Photo 女性タレントも登場。左は、2005年フォーミュラ・ニッポンのイメージガールである井本操さん、右はシホさん

双方の思惑

 今回の提携は、ドワンゴからすれば自らが提唱する新サービスに参加してくれるコンテンツプロバイダが増えたことを意味する。「ラジオ局は、TFMグループに限らず今後各局と連携したい」(ドワンゴ)

 TFMグループは、モバイルという新たな“番組伝送路”を手に入れたことになる。

 「従来、音声と映像のコンテンツを提供しようとした場合、コストが高いテレビしか手段がなかった。しかしパケラジなら、手軽で身近、しかも双方向な新しいコミュニケーションが可能になる」(ティーエフエム・インタラクティブの池田実社長)

Photo ティーエフエム・インタラクティブの池田社長

 もっともパケラジは無料サービスであり、そのコンテンツを制作したところで具体的な「実入り」はないようにも思える。先日提携が発表されていた各種タレント芸能事務所なら「宣伝」と割り切れるだろうが、TFMグループはどう考えるのか。

 池田社長は「ドワンゴがこれから進むであろうビジネスモデルにも、ご一緒できる」とコメント。将来も見越した提携であるとした。同氏はまた、パケラジは従来の中継車を利用したものと比べ大変容易にライブ中継を行えることに言及。こうしたイベントのプロモーションでもパケラジと提携するメリットがあると強調した。

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