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» 2005年03月31日 18時54分 UPDATE

モバイルコンテンツ・プチレビュー駅のホームで携帯を振り回せ?〜振るスイング!ゴルフ

駅のホームで新聞紙やカサを振り回すゴルフ好きは、もう古い。これからのゴルファーは、ケータイを振り回すのである。

[小松しおる(StoryWorks),ITmedia]

 個人的に、ゴルフは地味で、オヤジくさいイメージがあった。子供の「遊んでよ〜」コールや、奥様のブーイングに身体を小さくしながら、世のお父さんがこそこそと練習していた印象がある。そもそも、ゴルフ場は“接待の場”であり、打ちっ放し場は“社交の場”なのだ。

 しかし、それは一昔前の考えかもしれない。最近では宮里藍さん、横峰さくらさんといった女子ゴルファーがアイドル化しているほか、ゲームの世界でも「みんなのゴルフ」「マリオゴルフ」といった人気タイトルが登場。若年層がゴルフに親しみやすくなっているからだ。

 そんなゴルフブームの最先端なのかどうか、携帯を振って操作できるという変り種ゲーム「振るスイング!ゴルフ」がリリースされた。

Photo (C)2005 JFE SetonaikaiGolfClub(C)TAITO 2005
コンテンツ名 「振るスイング!ゴルフ」
料金月額 420円/1ダウンロード(税込)
対応機種 V603SH(モーションコントロールセンサー対応機種)
アクセス 「メニューリスト」-「ケータイゲーム」→「スポーツ」

 振るスイング!ゴルフは、モーションコントロールセンサーを搭載した「V603SH」向けアプリ(1月31日の記事参照)。ユーザーは18コース(インとアウトで9ホールずつ)を回る。パーは72で、そこからどれだけプラスかマイナスかでスコアを競うことになる。

 操作は簡単。クラブを選んで「打点」を決めたら、あとはクラブを振る。このときモーションコントロールセンサーを活かして、実際のゴルフの要領で“携帯電話を振って”遊べるのがポイントだ。スイングの振り幅と速度で「飛距離」「強さ」などを感知し、ゲーム内でゴルフボールが飛んで行くという仕掛け。

Photo 携帯をクラブに見立てて、振り回す。ナイスショット!(素材提供:タイトー)

 実際にプレイしてみると、それなりにきちんと作りこまれていることが分かる。アイアンやウッドは何番アイアンを使用するかもちゃんと選べるし、1ホール終わるとフェアウェイキープ率やパーオン率、打ち方の癖なども表示される。ほかに、消費カロリーまで表示されるという機能も付いているので、練習ついでにダイエットできたらちょっと嬉しいかもしれない。

 ゲーム内コースは「ミズノオープンゴルフ」の開催地として有名な「JFE瀬戸内海ゴルフ倶楽部」。ほかにも、各ゴルフコースが追加配信されるようだ。

Photo

駅のホームでケータイを振る前に

 このアプリを手に入れたゴルフ好きのお兄様方は、早速、カサや新聞紙の代わりに、駅のホームでケータイを振ってみたいだろう。

 しかし、コツをつかむまでは長めのストラップを手に巻きつけるなど配慮してほしい。というのは、筆者はフルスイングして手から「すっぽ抜け」てしまう事があったからだ。

 自宅だと携帯をテレビにつないで、テレビ画面に出力して遊ぶこともできるのだが、その場合はコードの絡まり具合にも注意してほしい(大きなお世話??)。

 ある程度は「打ちっぱなし」の練習ステージで遊び、コツをつかんだら駅に出て、自慢のフォームを披露しよう。「それなんですか?」なんて見知らぬゴルフ好きに声をかけられるかもしれない。

課題は?

 多少遊び慣れてくると、ちょっと疑問も出てくる。遊んでいて困ったのは、芝目が確認できないこと。コース内全景も、風も確認できるので、ここはぜひ芝も読めるようにしてほしい。

 モーションコントロールセンサーの性能が良すぎて、実際に振ってないのに「打ったことになった」こともあった。わずかな動きで一打損になってしまう。さらにいうと、40ヤード飛ばそうとサンドウェッジを選んで軽く振ったのに、60ヤード飛んでOBになったことも。やはり感度が良すぎるのだろうか……

 ゴルフは一打一打が大事なスポーツ。感度を調整する機能があると嬉しかった。あるいは、「一杯おごるから今の見逃してくれよ〜」という事が実際のゴルフでもあるらしいので、魔法の“一打やり直し機能”を付けておいてほしかった。

ネット対戦したいかも

 プレイしていて感じたのは、ほかのユーザーと対戦したいなあということ。なんだかんだ言って、ゴルフは競い合うスポーツ。ゴルフ通なユーザー同士、「チョコレートを握る」というのも面白いかも?(もちろん、筆者にはなんのことだか分かりません)

 サーバインフラの問題もあるだろうが、アクションゲームに比べて通信の負荷は少なそうだ。18ホール対戦とまでいかなくても、3ホールぐらいほかのプレイヤーとラウンドしたいと思ったのだった。

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