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» 2005年09月15日 21時37分 UPDATE

短期集中ロードテスト「M1000」 No7:変更された予定をネット経由で更新──便利な「データバックアップ for M1000」

「データバックアップ for M1000」は、M1000内のデータをサーバにバックアップ可能にするサービス。PCから変更した予定がリアルタイムでM1000に反映されるなど、なかなか便利な機能です。

[坪山博貴,ITmedia]

 「mopera U」に加入して実は気になっていたサービスがあります。それは「データバックアップ for M1000」。その名の通り「M1000」内のデータをバックアップするサービスなのですが、実はインターネットを利用したPIM情報の同期機能も備えているのです。

 M1000といえばBluetoothに無線LANと、PCとのワイヤレス接続手段が充実しています。残念ながら無線LAN経由でPIMの同期はできませんが、Bluetoothを使えばワイヤレスでPCのOutlookとPIM情報を同期できます。データバックアップ for M1000を使うと、PIM同期をさらに便利に使えるようになります。

 mopera Uの標準サービスとして提供されるもので、追加料金を支払う必要なく、PIM情報の保存用にサーバ領域が提供されます。無料の専用ソフトをM1000にインストールすると、mopera Uのインターネット接続を利用してサーバ上にPIM情報をバックアップできるようになります。PCなどからブラウザでサーバにアクセスすれば、PIM情報の参照や編集が可能。1日分のスケジュール表示や、進行中のToDoなどを把握できる「Today」の表示機能も備える、立派なオンラインPIMアプリケーションなのです。

 重要なポイントは、ブラウザで編集したPIM情報を自動でM1000に反映させられる点。ブラウザでPIM情報を編集するとサーバから特殊なEメールが送信されます。これをM1000が自動受信してM1000側からサーバに接続し、PIM情報を同期するのです。mopera UのEメールを利用すればM1000はリアルタイムでメールを自動受信するので、PIM情報の同期もリアルタイムで行えるわけです。

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 Webからサーバ上のPIM情報を更新するとM1000に通知が届き、このような通知画面が表示される。通知が届き次第同期させることもできるが、パケ代を考慮すると通知画面から同期を開始させるほうがよさそうだ


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 WebからアクセスしたPIM情報はこのように表示される。Today画面もあり、スケジューラは月/週単位一覧でもタイトル(内容)が把握できるなど、スケジューラとしてのできもなかなか。PIM機能に対する不満点はとくにありません

 PIM情報として同期できるのは「アドレス帳」「スケジュール」「ToDo」「メモ帳」の4機能。選択した機能のみの同期もできます。PIMの内容も「スケジュール」では終日設定や毎日、特定曜日、毎週といった繰り返し設定が可能。ToDoとともに予告アラームも利用でき、多くの人にとって必要充分な機能といえるでしょう。ブラウザからの編集もブロードバンド接続環境ならストレスを感じません。筆者の愛用するWebブラウザ「Firefox」からでも問題なく利用できました。

 ブラウザからPIM情報を編集し、自動でM1000に反映させるタイミングは、「変更のたび」「x時間ごと」(最大12時間)「毎日/平日のみ/指定曜日の決まった時間に」といった選択が選べます。FOMAのエリア圏内なら自動同期できるM1000らしい使い方は、やはり「変更のたび」でしょうか。

 また「同期する前に通知する」を有効にした場合は、M1000に通知が届くと確認メッセージが表示され、ユーザーが指示してから同期させられます。この方法の場合、厳密には同期がリアルタイムではなくなりますが、複数のPIM情報の変更を一度にまとめて同期できますし、PIM情報を更新したことはM1000の画面を見れば分かります。即座に同期しなくても、外出して移動中にM1000をワンタップするだけでも、実用的には問題ないわけです。

 ちなみに「ToDo」をブラウザで1件追加して(件名20バイト、期日、アラーム設定あり)同期を行い、パケットモニタで確認すると、必要なデータ送受信量は約29Kバイトとけっこうなデータ量になりました。5件追加してから同期を行うとデータ送受信量は約40Kバイトで済んだので、同期はまとめて行ったほうが節約できます。

 40Kバイトでもパケットパックに加入していないと約64円、筆者の場合はパケットパック60なので約6.4円のパケット料がかかります。同期に必要なパケット代は決して安くはないですが、(極めてものぐさな)筆者にとっては便利さのほうが上回ります。インターネットを利用したリアルタイム性の高い同期機能は、「これぞ携帯電話一体型PDAの醍醐味」といった感のある、便利な機能の1つです。

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短期集中ロードテストとは

 ITmediaのライターが、普段使いの携帯電話の模様をレポートする連載記事です。1人のユーザーとして、端末やコンテンツをレポートします。この端末の「○○を調べてほしい」「この点をメーカーに聞いてほしい」といった要望を、ぜひお寄せください。ロードテストの中で、できる限り調査し回答していきます。

読者のニーズが機種を決定

 なお、本ロードテストで使用する携帯機種は、読者の皆様のニーズに基づいて決定します。記事へのアクセス数の増減を目安とし、随時機種を変更していく予定です。

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