富士通恒例の「アレ」は入ってる? 夏モデルの“ここ”が知りたい「F902iS」編(3):

» 2006年06月16日 00時00分 公開
[吉岡綾乃,ITmedia]

質問:再生できる音楽の種類は? 音楽再生時間は?

 F902iSは“音楽ケータイ”を強く打ち出した端末で、日本の携帯電話としては初めてWMA(Windows Media Audio)形式に対応する。これについて読者から、「再生できるファイル形式は? WMP(Windows Media Player)で再生できる音楽ファイルとAACが再生できる?」「iTunesやSD-Audioには対応していない?」という質問が寄せられた。

 F902iSで再生できるのは、「WMAとノンセキュアAAC」のみ。SD-Audioには対応していない。WMAの場合は、WMPのプレイリスト情報ごと移行できるので便利だ。WMPではWMAだけでなくMP3なども再生できるが、F902iSではサポートされていない。iTunesで作成したAACファイルを、データリンクソフトなどでF902iSに移して再生することはできるが、iTunesを使って曲を転送したり、プレイリストを移すことはできない。

 また、音楽再生時間についての質問も複数来ていた。富士通に確認したところ、WMAを再生する場合は最大で連続9時間。AACの場合は最大で連続6時間の再生が可能だという。「WMAはチップが1つで再生できるが、AACの再生にはチップが2つ必要。そのため再生時間が変わってくる」(富士通)

質問:リュウミンは引き継がれていますか?

 F902iで採用された明朝フォント「リュウミン」が、F902iSにあるかどうかを問う声もあった。

 リュウミンはF902iSでも健在。メールはもちろん、iチャンネルの文字もあのフォントで堪能できる。ちなみに、アドバンストモード(文字が大きく、輝度が高くなり、画面が見やすいモード)では、タイルアイコンの文字もリュウミン表示になり迫力がある(6月12日の記事参照)

アドバンストモードにすると、2階層までフォーカスアイコンで表示される(左)メールもiチャンネルの文字もリュウミンで(右)

富士通伝統の裏技「スペシャルモード」は今回もある?

 富士通ケータイで伝統的に搭載されている「スペシャルモード」(2005年11月17日の記事参照)。ある設定画面で特定のキーワードを入力すると現れ、スクリーン設定やメニューアイコンのデザインが増えたりする、ユーザーにとってはちょっと嬉しい隠しモードだ。F702iDでは搭載されていなかったが、F902iSにはあるのだろうか?

 答えは「Yes」。設定方法はF902iと同様(2005年11月17日の記事参照)で、キーワードは「ホリデイ」となっている。

 スペシャルモードを設定すると、隠し電池マークが使えるようになるほか、スクリーン設定で選択できる組み合わせが1つ、メニュー設定のアイコンが1つそれぞれ増加する。また、iモーションの早送りの仕方が変更になる。

 F902iSはいよいよ今日発売。購入した人はこっそり試してみてほしい。

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