“ファミコンジャンプ”のような「少年ジャンプ」連動携帯アプリ、集英社から

» 2006年07月03日 03時57分 公開
[岩城俊介,ITmedia]
photo  ケータイJUMPLAND

 集英社は、少年マンガ誌『週刊少年ジャンプ』と連動した携帯サイト「ケータイJUMPLAND」ボーダフォンライブ!版を7月3日より展開する。価格は月額315円(税込み)。

 ケータイJUMPLANDは同誌の人気作品「ドラゴンボール」「ワンピース」「NARUTO-ナルト-」の世界を携帯で展開する、コミュニケーション/ゲームが行えるJava&BREWアプリ。2006年4月よりiモード版を開始し、EZweb版も同10月頃の提供を予定する。

 ユーザーは各マンガ作品に登場するおなじみの世界を、おなじみのキャラクターとなって仮想のジャンプワールドを歩きまわれる。利用できるキャラクターは「孫悟空」や「ルフィ」、「ナルト」など計24種類を用意する。

 対応機種はFOMA 901i/902iシリーズ以上、ボーダフォン3G端末、BREW対応au端末(予定)。

2本の柱「コミュニケーション」「ゲーム」を融合するケータイJUMPLANDの世界

 ケータイJUMPLANDは主に「キャラクターを用いたコミュニケーションツール」と、アプリ内でクエスト・Flashゲームが行える「キャラクターを用いたゲームの配信」の2軸で展開する。

 ユーザーには、仮想のジャンプワールド内に仮想空間「マイルーム」が用意され、自分専用の掲示板が持てる。掲示板には自分のほか、部屋に訪れたともだちユーザーがメッセージを記入できるなど、部屋の持ち主とコミュニケーションをとることができる“SNS的”な機能を備える。

photo 自分専用の「マイルーム」が用意され、部屋のデザインや家具の種類・模様などをカスタマイズできる(左)。街中ではほかのユーザーと出会うことができ、キャラクターが話すセリフを設定できる(中)

 なおユーザーが選んだキャラクターによって、そのキャラクターの世界(ドラゴンボールなら「西の都」など)を模したエリアに住むことになり、同じ趣味やキャラクター同士、友達同士など最大8人までの仮想「村」が作れる。さらに村から出ると、西の都(ドラゴンボール)、フーシャ村(ワンピース)、木ノ葉隠れの里(NARUTO-ナルト-)の「街」が展開される。マイルーム(自分)/村(ともだち・仲間同士)/街(全世界)へと広がる独特の世界観を設けているのが特徴だ。街の中はRPGのように自由に歩き回ることができ、各街に住む、見知らぬユーザーともコミュニケーションが図れる。街中で出会ったユーザーのマイルームに訪問する・誘うといった機能も用意する。

 コミュニケーション機能には、ほかのユーザーに気軽に話しかけられる新機能「ふきだしメーカー」を用意する。ふきだしメーカーは、マンガのふきだしを考えるようにキャラクターのTPOに応じたセリフ(例えば悟空なら「おっす! おら○○」など)をあらかじめ自分で設定でき、出会うキャラクターとの会話にオリジナリティを持たせることができる。特定ユーザーのみへの返答文字列や、決まった条件でのみ発声するふきだしも設定できるなど、ユーザーのアイデア次第で、ゲーム感覚に展開できるのが大きな特徴となる。

photo ゲームショップで購入できるゲーム。左から「ギャルのパンティおくれー!!!」「けしけしピース」「ドラゴンボールスローイング」

 街中にある「クエスト案内所」で依頼を受けることにより、「なくした○○を探してほしい」などのクエストが発生する“RPG的”な要素も備える。課せられた目的を達成すると、ほかでは入手できない貴重なアイテム(マイルーム用の内装アイテムなど)が入手できる特典がある。2006年6月現在で7本のクエストが用意され、毎月1本増やしていく予定だという。

 同じく「ゲームショップ」では、月額課金により得られる同世界の通貨「JP」を用いてFlashゲームを購入できる。現在、ドラゴンボールのキャラクター、ウーロンが登場する落ちものゲーム「ギャルのパンティおくれー!!!」、NARUTO-ナルト-のコミックスをもとに出題するクイズゲーム「NARUTO-ナルト-忍者学校」、ワンピースのキャラクターを用いるさめがめ風パズルゲーム「けしけしピース」などが配信され、今後も増加していく予定。「NARUTO-ナルト-忍者学校」以外のゲームで高得点を得たユーザーはランキングに応じて通貨「JP」が得られる特典も設ける。

(C)鳥山明・バードスタジオ/尾田栄一郎/岸本斉史・スコット/集英社


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