写真で解説する「811SH」「810SH」(1/2 ページ)

» 2006年09月29日 07時46分 公開
[園部修,ITmedia]
Photo 豊富なカラーバリエーションが用意される811SH。双子モデルの810SHと合わせると15種の中から選べることになる

 シャープが開発したミッドレンジ向けの折りたたみ型端末「811SH」と「810SH」は、発表されたスペックがほぼ同じだったことからも分かるとおり、ベースとなる機能が共通化された双子の端末だ。811SHは男性を、810SHは女性をターゲットにそれぞれ異なる味付けをしている。

 両機種とも480×640ピクセル(VGA)という、従来のQVGAの4倍の解像度を持つ2.4インチのモバイルASV液晶を採用しているほか、背面には2行全角6文字(26×72ピクセル)表示が可能なモノクロ液晶を搭載している。しかしデザインが大きく異なるため、並べて置いても同じものには見えない。

 カメラは有効200万画素のCMOSタイプとなっており、大きく引き伸ばして印刷するのでなければ十分な解像感が得られる。外部メモリはminiSDからmicroSDに変わっているが、64Mバイト版のmicroSDが試供品として同梱されるので、端末購入時に急いで買う必要はない。裏面にはFeliCaを搭載し、モバイルSuicaにも対応予定だ。

 なおハイエンドの「910SH」は国内専用モデルだが、811SHと810SHはW-CDMAとGSMの3バンド(1900/1800/900MHz)に対応しており、海外でもそのまま利用できる。

 また811SH、810SH共にカラーバリエーションが豊富なのも特徴で、811SHは標準色と限定色を合わせると全7色、810SHは標準色+限定色で全8色での展開になる。

PhotoPhoto 左が810SHのブラック、右が811SHのブラック。背面のデザインがまったく異なるため、一見しただけでは双子の端末に見えない。裏面を見ると、カメラや撮影補助用LED、端子類の配置が同じことが分かる

男性をターゲットにディンプルフェイスデザインを採用──「811SH」

 男性をターゲットに開発された811SHは、背面に多数のへこみをあしらった“ディンプルフェイスデザイン”を採用しているのが特徴だ。さらにアクセントとしてヘアライン処理されたアルミの帯が配されている。

 アルミパネルの中央には2行全角6文字表示のモノクロ液晶が搭載されており、時計やバッテリー容量、電波状態、日付、世界時計などの情報が表示可能だ。

PhotoPhoto 背面に無数のへこみが整然と並んでいるディンプルフェイスデザインを採用している。小さなモノクロサブディスプレイには時間や各種情報が表示できる。ダイヤルキーは「904SH」に似た大きさで、キーの間はフレームでしっかり区分され、各キーが独立したボタンになっている。
PhotoPhoto 左側面にmicroSDカードスロットと電源コネクタ、右側面に平型イヤフォン/ビデオ出力端子とカーソルキー、決定キーを備える
PhotoPhoto ヒンジ部には赤外線通信ポートがある。IrDAにのみ対応しており、IrSimpleはサポートしていない。下部は充電用の端子があるだけのシンプルな構成だ

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