携帯電話初のデジタルラジオ対応端末「W44S 」が追加発表されたauの秋冬モデル(11月16日の記事参照 )。「EZチャンネルプラス」「EZニュースフラッシュ」「デコレーションメール」「EZテレビ電話」「au My Page」「アドレス帳預けて安心サービス」などの新サービスを発表し(8月29日の記事参照 )、8月28日の時点では、EV-DO Rev.A 対応機の「DRAPE 」(ドレープ)や「W47T 」を始めとした全12機種をラインアップした。
ITmedia読者にはどれが一番人気だったのだろうか。
結果は上図のとおり。最も人気を集めたのはソニーの薄型テレビ「BRAVIA」の技術を採用し、2.7インチのワイド液晶を搭載した「W43S 」で、2位がデザイン重視のワンセグケータイ「W43H 」となった。それぞれ全体の20%以上の票を獲得しており、2機種を合わせれば49%と、ほぼ半数の人が支持したことになる。これだけでもその人気の高さがうかがえるだろう。
一方、上りの最大転送速度が1.8Mbpsと12倍以上速く、下りの転送速度も最大3.1Mbpsに向上するEV-DO Rev.Aに対応するDRAPEとW47Tだが、DRAPEは3%、W47Tも6%と振るわず。ただ、ほかの端末も10%未満であることから、この数字が特に悪いというわけではない。携帯の場合、上りのメリットは下りに比べて分かりにくく、またキャリアがそのスピードを生かしたサービスをアピールできていない点が、票の伸び悩みにつながった可能性もある。
Rev.A対応、デザインケータイなど総勢12機種──auの秋冬モデル
KDDIが12機種の秋冬モデルを発表。EV-DO Rev.A対応機やデザイナーズ携帯など多彩な端末をラインアップしており、初のシャープ製携帯もお目見えした。デコレーションメールやテレビ電話などの新サービスも登場する。
“穴”を埋めてMNPに臨む――auの新サービス8種
テレビ電話、デコレーションメール、待受画面へのニュース配信、アドレス帳やメール、写真の無料バックアップサービス……auが秋冬モデルで打ち出した新機能は、かなりMNPを意識したものだ。8つの新機能の詳細について、詳しく紹介しよう。
まもなく対応端末も登場──“EV-DO Rev.A”でアップロードを12倍高速に
KDDIは、WINの通信速度をさらに高速化する「EV-DO Rev.A」を12月に導入する。上りの通信速度が12倍以上速い1.8Mbpsに向上し、速度アップを生かしたテレビ電話サービスや情報配信サービスなどを拡充する。
写真で解説する「W44S」(外観編)
ワンセグ+デジタルラジオ+3インチワイド液晶を備える、ソニー・エリクソン・モバイル製の「W44S」。“ソニエリはこう来たか”と思える新方式の縦/横双方の視聴スタイルを採用したのが大きな特徴だ。
写真で解説する「W43S」
背面にレイアウトされた12灯のLEDが、間接照明のような柔らかい光を放つ「W43S」。予測変換機能のPOBoxも大幅に機能が強化された。
写真で解説する「W43H」
前モデルの「W41H」と打って変わって、ワンセグ色を払拭した「W43H」。多くの新サービスに対応しつつ、ワンセグも当たり前の機能として搭載した。
写真で解説する「DRAPE」
東芝製「DRAPE」は、坂井直樹氏がプロデュースするデザイナーズ携帯。その名の通り布のドレープ(ひだ)をイメージした滑らかで美しいボディに、テレビ電話などauの新サービス各種に対応する機能を盛り込み、デザイン性と機能性を両立した端末となっている。
写真で解説する「W47T」
Rev.A対応、au携帯としては初となるテレビ電話機能を備えるハイエンド機が「W47T」。Bluetoothはなくなったが、EZ FeliCaやデコレーションメールなどを中心とするauの新サービス各種に対応し、2.6インチ液晶や324万画素カメラ、スリムデザインなどを特徴とする端末だ。
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