実は「SH903i」と「SH703i」の音楽機能には、異なる部分も多い。Windows Media Audioへの対応(SH703iは非対応)やスピーカーの仕様(SH703iはモノラルスピーカー)に加え、音楽プレーヤーの設定項目にも違いがあった。
SH703iは着うたフルプレーヤー/SD-Audioプレーヤーのいずれもイコライザー設定がなく、設定可能なのは再生モード(リピート/シャッフル)、サラウンド設定、マナー再生設定のみとなる。
またSH903iは、音楽再生時にダイヤルキーでイコライザーの変更やボリューム調整などを行う仕様だが、設定項目の少ないSH703iの場合、ダイヤルキーの[1]から[9]には曲の再生位置移動が割り当てられている。1曲を8分割して移動するイメージで、1を押すと先頭に、5を押すと8分の5の位置に移動する。
SH703iの大きな特徴の1つともいえるのが、端末の右側面にある「ワンタッチキー」。よく使う機能を割り当てておけば、押すだけでその機能にアクセスできて便利だ。スケジュールやToDo、電卓、フルブラウザなどの機能に加え、新規メール作成やiモード問い合わせなども割り当てられるなど柔軟な設定に対応している。
ただ、アドレス帳の任意の相手や、フルブラウザ/iモードブラウザの任意のブックマークを割り当てることはできない。
背面の有機ELには、電波強度やバッテリー残量、日付や時刻のほかに、着信ステータスやiチャネルの情報を表示させることが可能だ。音楽再生時には曲名や曲順、アーティスト名も表示される。
iチャネルを表示させる場合は「MENU」→「iモード」→「iチャネル」→「iチャネルテロップ設定」にアクセスし、「サブ画面」をONにすればいい。
ドコモの703iシリーズは、「SO703i」以外は撮影補助用ライトを搭載しておらず、SH703iにも搭載されていない。
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