“Fポン”レースカーのFOMAから中継──ドコモのレース通信実験サイト「F-PROJECT」

» 2007年04月03日 15時38分 公開
[岩城俊介,ITmedia]

 NTTドコモは、フォーミュラニッポン通信実験サイト「F-PROJECT」を2007年度も展開する。

 F-PROJECTは同社が協賛するフォーミュラニッポン「DoCoMo TEAM DANDELION RACING」チームと連携し、レース中映像のVライブ配信をはじめ、レース速報やチーム情報、サーキット周辺情報、サーキットレディ情報などを配信するPCおよびiモードサイト。

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 注目はレース中の映像を“Vライブ”で配信する通信実験。DANDELION RACINGのマシンには計3台のFOMA端末が搭載され、ドライバーとの音声通信やテレメトリデータ、テレビ電話通信などの実験を行っている。このうちユーザーは、テレビ電話通信を利用したマシン内FOMAからのライブ映像視聴や、リアルタイムテレメトリ配信(PC版サイト)などが利用できる。これら実験により、時速300キロという高速環境下でも通信維持特性や通信速度を含め安定した通信が提供できることをPRしたい考え。

 iモードサイトは上記Vライブによる動画配信のほか、レース中のラップタイム・順位速報、F-PROJECTオリジナルのデコメールテンプレートや絵文字、待受FLASH、動画ギャラリー、サーキットレディの動画、レースフォトギャラリー、サーキット周辺情報などを配信する。


photo リアルタイムテレメトリデータ配信のサンプル
photo F-PROJECT iモードサイト

 次回のライブ中継予定は、4月14日(土)、15日(日)開催の2007年第2戦「鈴鹿」。41号車(ファビオ・カルボーネ選手)にオンボード搭載したFOMAからの映像、および走行時以外はピット内に設置されたFOMAからの映像を、FOMA 2102Vシリーズ以降のFOMA端末で「*8607*98039」に64kテレビ電話発信することで視聴できる。

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