新W-ZERO3は「最も心に響く端末」――ウィルコム喜久川社長

» 2007年06月29日 12時26分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 ウィルコムは6月29日、スマートフォンW-ZERO3シリーズの最新モデルで7月19日に発売する「Advanced/W-ZERO3[es]」(アドエス)の先行予約を開始した。東京都内のビックカメラ有楽町店ではタッチ&トライ予約コーナーが開設され、早朝から150人近い来店客が行列を作った。

ウィルコムの喜久川政樹社長

 オープニングイベントに出席した喜久川政樹代表取締役社長は、「12年近くPHSに関わってきたが、これまでの端末の中でアドエスは最も心に響く端末。発表からバグ出しを兼ねて使っているが、アドエスの良さを日増しに実感している」と期待感を語った。

ビックカメラの塚本智明常務

 ビックカメラの塚本智明常務取締役営業本部長は、「W-ZERO3は初代、2代目と先行予約を行ってきたが毎回多くの来場があり、驚きを重ねてきた。アドエスはこれまでのW-ZERO3を超える衝撃を受け、ビックカメラ全店で大々的に展開していく」と挨拶した。

「我が子の成長を見るよう。女性にも使ってほしい」

 初代W-ZERO3から開発を担当するシャープの中川潤子通信融合事業部副事業部長は、「国内に無かったスマートフォンの立ち上げに当初は不安を感じましたが、3代目までを投入でき、とてもうれしく思います。W-ZERO3は、わが子のような存在。ユーザーの支持で成長する子供を見ているようです」と話した。

初代W-ZERO3から開発を担当するシャープの中川潤子通信融合事業部副事業部長

 これまでのW-ZERO3シリーズのユーザーは、モバイラーやビジネスマンなど男性が大多数を占めてきた。今回のアドエスでは、女性にもユーザー層を広げるべく、機能の向上ばかりでなく薄さや洗練されたデザインにこだわったという。

alt タッチ&トライにはスタート時点でも100人以上が列を作り、相変わらずW-ZERO3人気が続いている

 「かばんからさっと取り出し、さっとしまえる。そんな軽やかを目指しました。本体に丸みを持たせ、大きな4列のQWERTYキーボードは女性の使いやすさも意識して開発しました」と中川氏。

alt 赤外線で撮影した写真をダイレクトプリントしたり、モバイルPC代わり(?)にビジネスにも使えそうだ

 ビジネスユーザーの使い勝手も従来以上に高められており、特にメール機能は、撮影した画像に手書きで文字を入力して送信できるようになった。中川氏も、写真付きの報告書をアドエスからメールで送信しているという。

 Advanced/W-ZERO3[es]の価格は、新規契約の場合で2万9800円(オンラインショップなどの場合)、機種変更が3万4800円からで、機種変更では「W-VALUE SELECT」の申し込みで2年間のサポートと割賦支払いもできる。

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