インタビュー
» 2007年08月08日 15時47分 UPDATE

開発陣に聞く「fanfun. 815T」:自分らしく、あなたらしく──fanfun. 815Tの名に込めた“女性目線”の真意 (1/3)

女性が欲しいと思う端末をとことん追求──。ベースカラーを12色、そして全108種類ものコーディネートパネルと、QRコードだけで内部デザインを自動変更できる新たな仕掛けを用意して登場する“フルコーディネートケータイ”が「fanfun. 815T」。どう“コーディネート”できるのか、そしてそのこだわりは。東芝のfanfun. 815T開発チームに聞いた。

[太田百合子,ITmedia]
photo 全12色のベースカラーと108種類ものコーディネートパネルを用意する「fanfun. 815T」。一部のパネルには、ディスプレイやボタンの周囲に貼れるインナーシートも同封する

 純正パネルだけで108種類、内側のディスプレイとダイヤルキー周りに貼るシート、待受画面やメニューなどの画面デザイン、そしてイルミネーション──。かつてないバリエーションのカスタマイズメニューを用意するソフトバンクモバイルの“フルコーディネート”携帯、それが東芝製の「fanfun. 815T」だ。

 全12色を用意する本体のベースカラーに加え、端末購入特典として1万500円分のパネル引き換え券が付属する。fanfun. 815Tを購入したユーザーはこれを使って、自分の好きなパネルを複数枚購入できる。パネルは素材などの違いにより1000円から4000円程度で販売する予定で、引き換え券分だけでも最大10種類もの外装パネルコーディネートが楽しめる。

 パネルの数が多く、カスタマイズの幅が広い仕様であれば、それだけ開発にかかる労力も増大する。同社がそれでも“フルコーディネート”にこだわったのは、本機のターゲットが女性であることに起因するようだが、その意図は──。「女性が欲しいと思う端末をとことん追求した」という東芝のfanfun. 815T開発チームに、そのこだわりと考えを聞いた。


photo 「fanfun. 815T」開発チーム。左から東芝モバイルコミュニケーション社 モバイル機器設計第二部設計第一担当の橋本純一氏、モバイルソフトウェア第二部ミドル・アプリ担当の村中俊明氏、商品統括部商品企画第二部参事の東懐子氏、モバイルソフトウェア第二部統括担当の佐藤新氏、国内営業第二部営業第二担当の伊藤浩氏

目指したのは“思いっきり”女性目線で見た携帯

 fanfun. 815Tは、7月14日に発売した“チタンケータイ”「814T」の姉妹機にあたる。QVGA(240×320ピクセル)表示対応の2.4インチディスプレイ、オートフォーカス(AF)付きの200万画素カメラ、S!FeliCaといった機能面のスペックは814Tとほぼ同じ。ただし、814Tがチタン素材を採用した金属質のボディを採用し、男性ビジネスユーザーを強く意識したモデルであるのに対し、fanfun. 815Tは前述の通り、主に女性をターゲットにした端末に仕上げた。

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photo 「いままでは難しかった“女性目線”を多分に盛り込んで開発しました」商品企画担当の東懐子氏

 同社は過去にも女性を意識した端末を投入したが「メーカーとして、より広くユーザーを獲得したいという思いがあり、ターゲットを絞り切れなかったところもありました」(東氏)と過去を振り返る。その点今回は、主に男性をターゲットにする814Tとほぼ同時に発売することで、「“思いっきり女性目線”で開発することができました」(同氏)という。

 “女性目線”の携帯とはどのようなものか。開発チームはfanfun. 815Tのテーマに「ファッション性」と「メールの打ちやすさ」「キラキラ」の3つを据えた。中でもファッション性を、今回の最も重要なテーマとして取り組んだ。

 「一口にファッションといっても、女性誌で例えると“CanCam”だったり“Oggi”だったりと、いろいろな方向性があります。女性はそのスタイルで自分らしさを表現します。そのため、さまざまなファッションのスタイルに合わせて、コーディネートできるようにしたかったのです」(東氏)

 さらに、種類がたくさんあれば“選ぶ楽しさ”も生まれる。どれにしようと着る服を迷ったり、ウインドウショッピングをするような楽しさを携帯で味わえる。108種類という膨大な数のパネルバリエーションは、こうした発想から生まれた。

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