ドコモの販売ランキングは今回も停滞ぎみ。顔ぶれに大きな変化は見られない。
首位は富士通製のユニバーサル携帯「FOMAらくらくホンIII」(2006年9月発売)。本機は約1年前に登場した端末だが、敬老の日を前にした“親”需要などで今回も好調だ。連続首位記録を「4」に伸ばした。
そのほか、2007年8月発売の新機種「らくらくホンIV」も今回初めてランクイン。前回のランク圏外から10位に上がってきた。本機はFOMAらくらくホンIIIの後継機として、ディスプレイが大きくなり、操作、通話しやすい機能を強化。GPSと連携した安心機能も追加するなどの進化を遂げたものの、パッと見で形状が大きく変わらず、安価な前機種と併売される現状から、登場直後の鋭いスタートダッシュは見られなかった。これは、そもそもFOMAらくらくホンIIIの完成度が高いことも意味するが、今後はその在庫状況により、次第にらくらくホンIVへ売れ筋が移っていくと思われる。
2007年の夏モデル「904i」シリーズは、2位にシャープ製の「SH904i」、3位に富士通製の「F904i」、5位に「P904i」、8位にNEC製の「N904i」、9位に三菱電機製の「D904i」が登場。今回は全機種TOP10入りを果たした。前回ランク圏外に落ちたN904iは盛り返し、8位に返り咲いている。
対して、「704i」シリーズの勢いは前回に増して衰えた。前回10位に入った“防水FOMA”「F703i」と入れ替わりでらくらくホンIVが台頭したため、70xiシリーズはシャープ製の2機種「SH704i」(6位)と「SH703i」(7位)のみとなった。
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