第1回 ピンクがあれば、女性にも売れるだろ?太田百合子の「女性はケータイの“ココ”が気に入らない」

» 2007年10月10日 16時51分 公開
[太田百合子,ITmedia]
photo  

 今や国内の携帯・PHSの契約数は1億を突破、人口普及率も81.3%に上り、子供からお年寄りまで日本ではほとんどの人がケータイを持っている。短絡的に考えるとその半分は女性……のはずなのだが、どうして女心の琴線に触れるケータイはこんなにも少ないんだろう。この企画は、そんな素朴な疑問から考えることにする。

 私の周りの友人たちを見ていると、女性はケータイをなかなか買い換えないことに気がついた。もう、ほんっとに買い換えない。どうしても欲しい機能があるとか、バッテリーがそろそろダメになったっていうなら話は別だが、まだ使えるのに新機能が出たからといって、すぐ新しい端末に飛びつくような(つまり私のような)女性は、意外と少数派だ。

 そんな感じだから、メーカーからしてみればなかなか買い換えない傾向の女性を相手にするより、確実に買ってくれそうな、新しもの好きの男性をターゲットにする方がいいに決まってると考えてしまう。それはすごく分かるのだが、私は新しいケータイが発売されるたびについ首を傾げてしまうのだ。この添え物みたいな「ピンク色」は一体何なんだろうと。

 “売れるケータイ”にするためには、“より多くの人が手に取りやすいデザインや色じゃなければ”ってのがセオリー(?)なのでしょう、きっと。だけど、そのためのカラーラインアップはどうしていつも黒、白、シルバー(たまに青やゴールドなど)と、そして「ピンク」なのか。そこに、「一応、女性向けにピンクも入れとくか」とか「ピンクは、女性向けだろう?」という、打算の匂いを感じるのは私だけだろうか。そもそも女性イコールピンクって、戦隊もののヒロインはピンクっていう発想と同じじゃない?

 確かに女性(特に若い女性)は、ピンクが好きな人は多い。女がピンクを好むのは、昔、木の実なんかを採って生活していた名残りで、いわば本能だっていう研究も発表されてるくらいだ。でもそれは、男性に比べればいくぶん好きな人が多いってことで、中には「ピンクはちょっと」と思っている女性だって当然少なからずいる。総数からすれば、きっとピンクが大好きって人の数と同じくらいに、アンチピンク派もいるんじゃないかと思うのだ。


「“一応”女性のことも考えてますよ」と感じられるポーズが萎える

 だから私は声を大にして言いたい。携帯キャリアやメーカーのみなさん、そろそろ女性向けにはピンクっていう発想の、カラー展開をもう少し考えませんか? そもそもピンクといういう色だけで女に媚びを売ろうなんて、発想が短絡的。どうしてもラインアップに入れたいならせめて、いかにも女性向けっていうパール系じゃなく、男性も手に取れるピンク色にすべきだと思う。そうすれば、ピンクの在庫を大量に抱えることもなくなると思うんだけど、どうでしょう?

 もちろん私がわざわざ声を大にしなくても近頃はようやく気付いたのか、あるいは携帯キャリアが店頭に同じようなデザイン、色が溢れてるってことに気付いたのか、いかにもっていうカラー展開はひと頃に比べるとかなり少なくなってきた。ラインアップにピンクのない機種も増えたしね。

 それどころか最近では、「一応、女性のことも考えてますよ」って取って付けたようなポーズだけじゃなく、女性だけに向いたケータイも登場してきている。例えば“某フルコーディネートケータイ”など、今までよりしっかり女性の方を向いて開発されたと思えるような端末もある。若い女性がターゲットということで色は変わらず、メインカラーはピンク中心のようだが、バリエーションやカスタマイズできることでアンチピンク派にもちゃんと対応している。もちろんだからといって、女性がすぐに新機種に飛びつくかどうかは、また別の話ではあるわけだが。

 とまぁ、このような感じで今回は携帯電話の色について、私が常々感じていたことをブチまけてみた。この企画では、女性が普段抱いているケータイへの不満を、シチュエーション別にできるだけストレートにぶつけていきたいと考えている。そこで“女性の皆さん”、あるいは“奥さんや彼女がこんなことを言っていた”という意見を広く募集したい。ケータイのここがイヤ、こういうところを改善してほしいなど、キャリアやメーカーに言いたいことがあれば、どしどし声をお寄せ下さい。微力ではありますが、私が女性を代表して、ガツンと一発かまします!

ケータイの“ココ”が気に入らない 選択:

女性の皆様、携帯について「高い」「機能ありすぎ」「説明書わかんない、厚すぎ」「形がダサい」などなど……、“気に入らないこと”“ここを改善してほしい”と思うことを、キャリアやメーカーに言いたいことをご自由に(できれば具体的に)お書き下さい。(できれば、今使っている携帯の機種と色も教えてください):

photo

太田百合子:女性ユーザーとしてはまだ珍しかった「030」番号時代から携帯を酷使するナニワ節ライター。かつて某情報誌大阪版の編集部に在籍、以後、PC・インターネット情報誌、デジタル機器情報誌など多方面で活躍する。月の携帯料金とデジタルものにかける費用は3万円以上、週の食費はこれ以上。

イラスト:イージー栄作


関連キーワード

キャリア | デザイン | 男女差


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年05月25日 更新
  1. ダイソーで550円の「マグネット式ノートパソコン用スマートフォンホルダー」は磁力も強くて優秀だった (2026年05月23日)
  2. ソフトバンクが「今回もやる」とGalaxy S26を月額1円で販売――販売方法を早急に見直さないと撤退を迫られるメーカーも (2026年03月08日)
  3. 「手書き」より「キーボード」を望む子供たち スマホ・PCが変えた文字入力の歴史と、今こそ見直したい手書きの価値 (2026年05月24日)
  4. なぜ? 「Rakuten WiFi Pocket 5G」販売再開も、Rakuten Linkは利用できず 理由を楽天モバイルに聞いた (2026年05月23日)
  5. あの“ロボットマラソン”でHONORが優勝していた スマホ技術を応用した「Robot Phone」から家庭用ロボット実現へ、AI戦略の全貌 (2026年05月24日)
  6. ソニー、AIカメラアシスタントが売りのXperia 1 VIIIを発表――公式Xアカウントはなぜ大炎上したのか (2026年05月24日)
  7. あなどれないワークマンの“小物” 手頃で機能性に優れているのが決め手か (2026年05月23日)
  8. 【ワークマン】2500円の「ベーシックアンカーリュック」 多様なシーンで使える容量24Lの収納力 (2026年05月24日)
  9. ドコモが「5G SA」を5月27日から“いったん”無料化 今後の有料化にも含みを残す (2026年05月21日)
  10. なぜ「ドコモの障害」と誤解されたのか? 19日に設備障害が起きたMVNOに確認して分かったこと (2026年05月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年