SBIホールディングスとソフトバンクモバイルが、SBIイー・トレード証券の株取引アプリをプリセットした携帯電話を開発すると発表した。両社は来春の発売を目指して開発を進めるとしている。
イー・トレード証券では従来から、場所を選ばず利用できる携帯電話を投資活動の重要なチャネルと捉えており、PCを利用できない場所での市況確認や各種取引を可能にするサービスを提供した実績がある。11月には携帯電話からの発注による国内株式約定件数が全体の9%に達するなど、利用が好調に推移していることから、専用携帯電話の開発に着手する。
ソフトバンクモバイルによると専用携帯電話は、「今あるケータイをベースに、株取引に特化したアプリケーションをプリセットするイメージ」(同社広報)。アプリは、容易に起動できる仕組みを取り入れた、操作性に配慮したものになるという。
株取引に特化したケータイとしては、内藤証券がW-ZERO3を採用したオンライントレードツールをリリースした例があるが、ソフトバンクモバイルのイー・トレードケータイは、スマートフォンではなく一般的な携帯電話を採用する予定としている。
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