ドコモが冬モデルの投入に合わせて地図アプリに追加する新機能が「地図トーク」。最大5人の位置情報を同時に地図上に表示し、待ち合わせ場所に集まってくる様子を仲間同士で確認できる。
それぞれの位置情報は5秒間隔で測位され、電車や車で集まる人の位置情報もリアルタイムで把握できる。地図アプリにはメッセージや写真を送信する機能が用意され、仲間同士で待ち合わせ場所の目印になる写真を送りあったり、テキストでナビゲーションしたりすることも可能だ。「あと、どれくらいで人が集まってくるかを直感的に把握できる、ケータイならではのサービス」(説明員)
地図トークには「便利サービス」からアクセスできる。地図トークを選ぶと招待画面が起動。アプリ上からメールで地図上に表示したい相手を招待できる。招待された側には、地図アプリの起動タグが入ったサイトにアクセスするためのメールが届く
地図アプリ上に3人が表示された状態(左)。[4]キーを押すと、写真やメッセージの送信画面が表示される。メッセージは地図上に表示され、写真やメッセージの履歴は相手のコメント枠をクリックすると表示される
地図トークを搭載した地図アプリは、冬モデルのGPS対応機10モデルにプリセットされ、ドコモでは906iシリーズや905iシリーズ用のアプリも提供するとしている。「この種のサービスは、対応端末が多い方が広く使ってもらえる」(説明員)ことから、複数人でのリアルタイム通信に対応するiアプリオンラインを利用せずに開発したという。
地図アプリの月額利用料は月額315円で、初回利用日から60日間はお試し期間として無料で利用でき。なお、地図アプリは大容量のデータをダウンロードするため、ドコモではパケット定額プランへの加入を推奨している。
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