「我々あこがれのサラリーマンでもある」(KDDIコンテンツ・メディア本部長の雨宮俊武氏)──。「島耕作」シリーズは連載開始から25年、最近は社長就任や劇中のストーリーが現実に起こった企業の吸収合併劇など、“現実のニュース”としても取り上げられるほど幅広い層に人気があるマンガだ。
島耕作ケータイの発表会では、
「昨今、端末販売について厳しい状況が続き、メーカー撤退などもあるが“初芝電産は新規参入メーカー”。今回この島耕作ケータイの特徴を生かしたファッショナブルなケータイとして、このあたりをアピールして一定の地位をマーケットの中で確立したいと思っている」
「初芝五洋ホールディングスは、Think Globalをスローガンにしている。“五洋”さんは海外にも強く、もともとグローバルパスポートモデルを出していたのも“五洋”さん。初芝と五洋、その双方の強みを生かして2009年は世界をターゲットにするものを商品化していきたい。2009年春にブランド統合して新しいブランドができるので、そこから新しいプロダクトが生まれればと思っている。期待してほしい」
などと、マンガと現実を織り交ぜた応答も行われた。
先着3000台限定の島耕作ケータイは、パナソニック モバイル製の「W62P」シャルマンゴールドカラーをベースにカスタマイズされる。劇中のモデルとされる松下電器産業(現パナソニック)の“Panasonic”ロゴの代わりに「HATSUSHIBA」ロゴがダイヤルキーの上部にあしらわれる。劇中では2009年春に新ブランドを立ち上げる予定なので「最初で最後の“HATSUSHIBAロゴ”入りモデル」(KDDI雨宮氏)になるとのことである。
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