“法人向け販売現場の実感”としてXi対応ThinkPad Tablet 2に期待するドコモユーザーの実感としては法人だけじゃもったいない(1/2 ページ)

» 2013年07月17日 19時55分 公開
[長浜和也,ITmedia]

「Xi」に対応したThinkPad Tablet 2をNTTドコモもアピール

NTTドコモの眞藤務氏

 レノボ・ジャパンは、7月17日にNTTドコモのLTEサービス「Xi」に対応した「ThinkPad Tablet 2 for DOCOMO Xi」を紹介する説明会を行った。ThinkPad Tablet 2 for DOCOMO Xi自体は6月18日にレノボ・ジャパンが発表しているが、今回は同日発表になったThinkPad X240s、ThinkPad X440s、そして、ThinkシリーズデスクトップPC新モデルの製品説明会の中で行ったもので、NTTドコモ 取締役常務執行役員 法人事業部長の眞藤務氏が、Xiデータ通信を利用するタブレットデバイスに対する取り組みを紹介した。

 NTTドコモは、Microsoftとタブレットデバイス市場にたいして、ともに協力をして拡大して行く方針を合意している。それに伴い、NTTドコモの法人営業部門ではWindows 8を導入したタブレットデバイスの販売に参入している。眞藤氏は、「販売現場の実感として、企業規模、業態にかかわらず、タブレットデバイスのニーズが強い」と述べ、すでに、多くの企業からOSにWindows 8シリーズを導入したThinkPad Tablet 2の問い合わせが来ているとした。

 販売の現場で聞くThinkPad Tablet 2の評判として眞藤氏は、「軽くて薄くて頑丈で使い勝手がいい」と述べた上で、すでに無線LANで運用しているユーザーも多いが、Xi対応となったことで「機動力が高まることで、ユーザーの期待も大きい。NTTドコモもこのタブレットデバイスの販売に注力していきたい」と訴求した。

今後2016年にかけてタブレットデバイス市場は4倍の規模になるという予想を眞藤氏は示した(写真=左)。Xi対応となることでセキュリティ性能が向上すると主張する(写真=中央)。NTTドコモでは、Xi整備のペースを当初の予定以上に進めていることもアピールした

 ThinkPad Tablet 2のXi対応でユーザーが得る最大のメリットについて、眞藤氏は「セキュリティの向上」を挙げている。盗難、紛失があった場合に、システム管理者がリモートでロック、データ消去が行えるだけでなく、「モデムを本体に内蔵したThinkPad Tablet 2なら、本体の電源がオンでもオフでも関係なくセキュリティが確保できる」とXi対応ThinkPad Tablet 2のメリットを説明した。

 なお、眞藤氏は、スピーチの後に会場を後にし、質疑応答には参加しなかったため、ThinkPad Tablet 2 for DOCOMO Xiの販売価格や専用料金プランの用意、NTT法人営業以外の販売方法による個人ユーザー入手の可否について言及していない。

NTTドコモのLTEサービスXiに対応した「ThinkPad Tablet 2 for DOCOMO Xi」(写真=左)でネットワークプロパティを開くと、モバイルブロードバンドにNTT DOCOMOを表示し「種類:LTE」とポップアップする(写真=中央)。さらに、タスクトレイにもワイヤレスWANのアイコンを表示してポップアップに「NTT DOCOMO インターネットアクセス」と示した(写真=右)

本体のスロットには、標準サイズのSIMを差している(写真=左)。ThinkPad Tablet 2 for DOCOMO Xiに内蔵するモデムをデバイスマネージャーで確認する(写真=右)

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