レノボ・ジャパン 執行役員常務 研究・開発 大和研究所 所長の横田聡一氏は、この1〜2年におけるPCのイノベーションは、それ以前と比べて非常に大きく、いま、急成長しているのは、コンバーチブルタイプのノートPCやタブレットデバイスといった、これまでにはなかった新しいプラットフォームだと述べ、レノボも従来の枠組みを超えた領域に投資して、ユーザーに製品を提案していきたいと訴えた。
レノボ・ジャパン ThinkClient Brand Managerの土居憲太郎氏は、日本におけるノートPC利用のシェアについて、7割が15インチディスプレイ搭載モデルであることに言及し、これがデスクトップPCのリプレース需要として利用しているという、日本の特殊事情を紹介した上で、モバイルPCの割合が20パーセントと少ないものの以前よりは増えており、モバイルPC市場も活性していると説明した。
さらに、日本のIT投資は、オフィスにおける生産性の向上が主目的だった一方、営業などの外勤が多い部門では、ノートPCに対する投資も多くなっているという。タブレットデバイスについては、今後出荷台数は、今後、3倍に拡大するという調査会社の予測データを示しつつ、コンテンツを作成するPCはこれからも主要なデバイスであり続けるが、タッチ操作やThinkPad Tablet 2で対応するデジタイザなどを用いることで、強力な入力デバイスとしてビジネスの現場で利用できるという考えを示している。
また、現在、Windows XPからWindows 7への移行が進んでいる段階の日本企業では、現在テストケースとしてWindows 8を導入するケースが増えており、そのデバイスとして、ThinkPad Tablet 2を選ぶ企業が多いことも紹介した。
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