「auシェアリンク」で何ができる? 写真で解説する「Qua phone」「Qua tab 02」(1/2 ページ)

» 2016年01月15日 20時15分 公開
[房野麻子ITmedia]

 KDDI(au)のQuaシリーズは、上質でありながら手頃な価格が魅力のauのオリジナルブランド。2015年夏モデルで登場した京セラ製の「Qua tab 01」がシリーズ初のモデルだ。

 Quaとは「Quality(品質)」の頭文字を取ったもので、「購入しやすい価格だが、安心できて、サービスはサクサク動いて、しかもちょこっと未来が入っている」(KDDI 商品・CS統括本部プロダクト企画本部長 小林昌宏氏)というコンセプトで開発されている。

 auの2016年春モデルでは、Qua tabの新モデルとシリーズ初のスマートフォン「Qua phone KYV37」が登場した。Qua phoneは2月上旬発売予定で、価格は実質2万円台前半となる見込み。

「Qua phone」 カラーバリエーションは左からアイスブルー、シルバー、ブラックの3色を用意
「Qua phone」 無駄な装飾のないシンプルなデザイン

 総務省のタスクフォースで行き過ぎた販売奨励金が問題視されたことで、今後、キャリアは販売奨励金を減らす方向にいくと予想され、価格を抑えたミドルレンジ端末が充実しそうだ。

 同社の田中社長は12日の新製品発表会で「ミドルレンジを重視していかなくてはいけない」と明言している。また、小林氏は「auの中でベーシックラインを構築するような流れを作っていきたい。Quaシリーズは今後もラインアップを充実させたい」とも語った。

金属素材を採用したシンプルデザイン

 Qua phoneのディスプレイは5型HD(1280×720ピクセル)で、ボディは防水(IPX5/IPX8)、防塵(IP5X)、耐衝撃性能(米国国防総省が制定したMIL-STD-810G Method 516.7:Shock-Procedure IVに準拠)を備えている。

「Qua phone」 標準的な5型ディスプレイを搭載し、女性の手にも調度いいサイズ。音と振動で相手の声を伝える京セラの「スマートソニックレシーバー」を採用しているので、通話用のスピーカーがない

 背面パネルに金属素材を採用し、厚さ7.9ミリと薄型に仕上げた。画面サイズが標準的かつ角を落としたフォルムなので、手になじむ持ちやすい端末だ。また、ディスプレイには傷が付きにくく高い強度を誇る旭硝子の「Dragontrail X」を採用している。

「Qua phone」 すっきりとした左側面
「Qua phone」 右側面にキーと端子がまとめられている。下部にストラップホールを配置
「Qua phone」 底面に外部接続端子
「Qua phone」 上面に3.5ミリのイヤフォン端子を備える

 プロセッサはQualcommのSnapdragon 410に属するMSM8916(1.2GHz/4コア)。ストレージは16GB、メモリは2GBで、2200mAhのバッテリーを搭載。4G LTEとWiMAX 2+による通信に対応し、最大通信速度は下り150Mbps/上り25Mbps。au VoLTE、おサイフケータイに対応するが、Wi-FiはIEEE802.11b/g/n(2.4GHzのみ)となっており、まさしくミドルレンジの1台だ。

「Qua phone」 アウトカメラは約1300万画素CMOS、インカメラが約200万画素CMOS
「Qua phone」 連写やマニュアル、タイムラプスムービーモードなどを備える

iPhone風の共通ホーム画面

 ホーム画面は、全てのアプリがホーム画面に配置される「auベーシックホーム for Qua」を採用。画面を下に引き下げられる「スライドスクリーン」機能も用意した。画面上部に指が届かない場合に、センターボタンの長押しでメニューを呼び出せる。また、キーボードの位置やサイズも好みで調整できるよ。

「Qua phone」 アプリアイコンはホーム画面に全て配置。適宜、フォルダを作って整理する方式だ。
「Qua phone」「Qua phone」 ホームボタンを長押しすると右上部にスライドスクリーンのアイコンが出現(写真=左)。そのアイコンに指をずらすと、ホーム画面が下に引き下げられる(写真=右)
「Qua phone」「Qua phone」 キーボードのメニューで「フローティングモードへ変更」を選ぶとキーボードの位置やサイズを変更できる(写真=左)。キーボード下のアイコンをタッチして好みに調整する(写真=右)

 また、通話時に相手の声を好みの音質に調整できる「聞こえ調整」機能を搭載した。甲高い音を軽減する「やわらかく」、こもった音を明瞭にする「はっきりと」、うるさく感じる音を小さくする「おさえめに」から選べる。

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