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» 2016年05月25日 00時00分 UPDATE

舞台は多良間島:スマホの便利さを“アナログ”で疑似体験――ソフトバンクがプロジェクト動画を公開 (1/2)

ソフトバンクが、スマートフォンの便利さを“アナログ”で疑似体験するプロジェクト動画を公開した。舞台は、スマートフォンの普及率が低いとされている沖縄県の多良間島だ。

[井上翔,ITmedia]

 ソフトバンクは5月25日、スマートフォンの便利さを伝えるプロジェクト動画「Personal Innovation Act “Analog Innovation”」をYouTube上で公開した。

 このプロジェクトは、沖縄県の多良間島に住む清村光子さん(おばあ)と、息子で大阪府在住の斉さん一家が主人公。光子さんは、スマホをはじめとするデジタルデバイスになじみがなく、フィーチャーフォンを持っているものの、あまり利用していない状況。一方、斉さんは日々成長する子供の様子をおばあに伝えたいものの、先述のような状況もあり、その思いはかなわずにいた。

 そこで、ソフトバンクが斉さんからの協力を得つつ、おばあが日常使っているアナログツールを改造。ネットを介したデジタルコミュニケーションを、アナログな方法で利用できるようにした。

清村光子さん このプロジェクト動画の主人公の1人、「おばあ」こと清村光子さん

 動画公開の前日に当たる5月24日、同社はこのプロジェクトの説明会を開催。実際に使った6つの「Analog Innovationツール」のデモンストレーションを行った。

SNS新聞:SNSに投稿した内容を新聞風のデザインで「配達」

 「SNS新聞」は、SNSに投稿した内容を新聞風のレイアウトに直してポストに「投函(とうかん)」してくれるサービスだ。対応するSNSサービスは「Facebook」「Twitter」「Instagram」の3種類。

 送信側は、アプリでまとめる期間の範囲を指定する。その後、取得した投稿をもとにして、新聞風のレイアウトが自動的に生成される。内容を編集・確認後、送信すると相手先のポストに「新聞」が「投函(とうかん)」される。

 ただし、「新聞」は実際に配達員が投函するわけではない。相手先のポストには両面印刷対応のプリンターが組み込まれており、その場で印刷して「投函」するようになっている。相手は新聞を取りに行くといういつもの動作でSNSに投稿された近況を知ることができるというわけだ。

期間指定画面自動生成された誌面 投稿期間を指定すると(写真=左)、新聞風のレイアウトを自動生成してくれる(写真=右)。掲載する内容は編集可能だ
「新聞」の受け取り両面印刷もOK 「新聞」はポストですぐ受け取れる(写真=左)。ポスト内蔵のプリンターは両面印刷に対応しているため、両面刷りの「紙面」にすることも可能(写真=右)

リモート身長柱:孫の身長を遠隔地の柱の「刻む」

 「リモート身長柱」は、身長データを日付や名前とともに家の柱に刻むサービスだ。

 送信側は、専用アプリで身長を計測する。床、天井、計測した人の頭の順番に撮影すると、自動的に身長を計算してくれる仕組みだ。計測後、名前を入れてデータを送信する。

 相手先でデータを受け取ると、カッターデバイスが動作し、家の柱に日付、名前と身長を刻みこむ。身長の履歴は、送信者のスマホアプリと相手先の柱に残る。片やデジタル、片やアナログながら、同じ記録を共有できるようになっている。

身長計測中柱に刻印中 スマホで身長を計測して(写真=左)、データを送信すると、相手先の柱に付けたカッターデバイスが動作し、その高さで刻印を施す(写真=右)
柱の刻印 刻印の高さは、比較的正確

掛け軸メール:手書きのメッセージを感熱紙に印字

 「掛け軸メール」は、手書きのメッセージを掛け軸の一部に仕込まれた感熱紙に印字するサービスだ。

 送信側は、専用アプリでメッセージを書いて送信する。相手先にデータが到着すると、掛け軸の裏側に設置されたレーザー照射装置が作動し、感熱紙にメッセージが印刷される仕組みとなっている。印刷には、おおむね5分前後かかる。

 感熱紙は印字する度に取り替える必要がある。取り外した印字済みの感熱紙は、保存方法にさえ気を付ければ長期間保存することも可能だ。

印刷済み印刷中 タブレットで書いた手書きメッセージがそのまま掛け軸の一部に印刷される(写真=左)。印刷中は、青いレーザー光が時折見える(写真=右)
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